新刊

【文学・言語研究資料シリーズ4】『草野心平研究資料集』第1回配本 全3巻

宮澤賢治や中原中也を世に送り出しことで有名な詩人草野心平の生誕120周年、没後35周年記念出版。

ジャンル 日本文学・詩歌
シリーズ 文学・言語研究資料シリーズ
出版年月日 2023/09/30
ISBN 9784910672267
判型・ページ数 B5・1700ページ
定価 99,000円(税込)
We are reprinting Kusano Shinpei's poems, translated poems, essays, criticisms, book
reviews, etc. in the “first appearance'' that were published in poetry journals, magazines, selected poetry collections, etc. Also covers materials not included in the complete collection.

草野心平の詩、翻訳詩、随筆、評論、書評などを詩誌、雑誌、選詩集などに掲載された「初出形」で復刻。全集未収録の資料も網羅。


「この資料集では、草野心平の戦後から没年までの著作も視野に入れて、彼が前衛的な詩人、アナキズムの詩人から、軍国主義に屈服し、戦争協力の詩を書いた詩人へと変貌した後、どう自分を立て直したかをたどれるよう、資料を収集しました」(澤 正宏「刊行にあたって」)。翻訳詩を含む詩約440篇、随筆、評論、書評など110本を全3巻に収載。第2巻の巻末には編集・解題者による小論、「表現者としてのアナキスト―草野心平とモダニズム詩 /プロレタリア詩」(13頁) と解題[書誌](75頁)を、第3巻の巻末に解題[書誌](43頁)を付しました。
内容見本の推薦文には今や世界的な詩人の和合亮一氏が寄稿してくれました。気品ある文章で、「新しいまなざしと問いかけに満ちた、確かなシリーズの登場」と賛辞を送っています。和合亮一氏は心平詩の優れた読み手ですが、ここではまた、澤ー和合の師弟のまじわりにも触れて美しく語られています。



【特色】
❶草野心平が戦前、戦中、戦後のなかで発表した詩、うた、小説、童話、訳詩、詩論、評論、随筆、書評、解説、座談会などといった著作、発言などを、それらが発表された、ちょうど日本に「現代」が始まった時期〔著作は1923(大正12)年発表の時点より掲載〕から、心平が逝去する1988年までにおいて復刻・掲載。基本的にはすべて詩誌、雑誌、選詩集などに掲載されたときの「初出形」で復刻した。

❷第1巻・第2巻の『「詩篇・詩画集」』編では、中国からの帰国(戦前)前後に発表した詩を、現在では稀覯の詩誌である『想苑』『帆船』『毒草』『近代詩歌』『亞細亞詩脈』『北ヰ五十度』などより復刻することから始め、戦中では、戦時下の南京で刊行した、これも稀覯雑誌である『黄鳥』に掲載した詩などを復刻し、戦後では、稀覯書としては詩誌『至上律』、絵本『キンダーブック』、雑誌『造型文学』などから、それらに掲載の詩、「うた」などを復刻した。とくに草野心平とD・L・BLOCH(中国名・白緑黑)との共著である『黄包車(わんぽつ) 上海の黄包車に関する木版画六十』は、全集未収録の詩画集であり貴重である。

❸第3巻には、これまで全貌がつかめなかった戦前から戦中にかけての訳詩の殆どを、『アメリカプロレタリア詩集』(1929、31年)や詩誌などから選び復刻する(草野心平はカール・サンドバーグの訳詩や解説が多い)。また、この時期のプロレタリア詩やアナキズム詩に関わる詩論や、宮澤賢治、尾形亀之助、山村暮鳥、村山槐多らに関する評論、まとまっては読めなかった作家や詩人たちと、戦中、戦後に様々なテーマで行った座談会、その他、拾遺詩篇、随筆、書評、童話なども復刻。

ちょい読みはこちら⤵
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第 1 巻 詩 1923(大正 12)年~ 1944(昭和 19)年

1923(大正 12)年
詩「無題」 2
詩「赤い夕月とまつてゐる」 3
詩 2 篇「虫よ」「まんだらな夕景」 4
1924(大正 13)年
詩「淋しい一本衜」 5
詩 2 篇「少さな書齊兼寢室の悲劇」「無題」 6
詩 2 篇「秋の僧院」「居留地夕景情緖」 7
詩「月夜の馬」 8
詩 2 篇「月夜の冒瀆―古代埃及叙景詩―」「月夜の遠火事」 9
詩 2 篇「魚形水雷の如く」「革命を歬に」 10
詩 2 篇「ゆがんだ顏」「ベンチにて」 11
詩「夜更け」 12
詩「怠惰な風景」 13
詩 3 篇「合歡木と月」「かなしさ」「カンナ」 14
詩「秋の朝(―南級支廣東にて―)」 15
1925(大正 14)年
詩 6 篇「マリー・ローランサンとぼく ―或る夢の貌―」「蛙になる」
「失戀者と蛙」「春」「春の刺戟」「靑い場面」 16
詩 6 篇「無題」「再びマンモス時代」「木登りをする女」「靑い水たんぼ」
「無題」「驟雨直後」 22
詩 2 篇「蛙・生殖」「病氣」 27
詩「無題」 29
詩 2 篇「蛙・中性」「無題―未定稿―」 30
詩 7 篇「愛犬ルリパロと私の散歩」「蛙の散歩」「宵祭り」「秋」「無題」
「朗らかな夕景」「一人への詩」 32
1926(大正 15・昭和元)年
詩 4 篇「無題」「秋」「蛙・晴天」「Nocturne. Moon and Frogs.」 39
詩 3 篇「蛙・一匹を慕ふ二匹の會話」「蛙つりをする子供と蛙」「失戀者と蛙の風景」………41
詩「五匹の蛙」 42
詩「蛙・コーラス」 43
詩 2 篇 総題「蛙詩篇」(詩「32 水素のやうに熱い悲劇」、
詩「33 吉原の火事映る田に鳴く蛙」 44
詩「靑蛙の夢」 45
詩「ギケロ」 46
詩 2 篇 総題「『私』のゐる風景詩」(詩「飛行機と鱶」、詩「傴僂」) 47
詩 6 篇 総題「蛙詩篇」(詩「蛇に食はれた蛙の亡靈」、詩「わたしも眠らう」、詩「月の出と蛙」、詩「失戀者と蛙」、詩「蛙と蛇と男」、詩「死んでゆく蟇」 49
詩「銅鑼の會の論爭の對手野村吉哉に送る詩」 51
詩 2 篇「女と蛙―劇の型をとつた無言詩―」「蛙・生殖 3」 53
詩「蛙詩篇」 54
1927(昭和 2)年
詩 2 篇「第百階級」「五本足の蛙」 55
詩逆齒(ギャクン)に嚙み殺さるる同胞一匹」 58
詩 2 篇(総題)「第百階級」 59
詩「ゲルマンへ!」 60
詩「淫賣婦 ―十二部よりなる長詩の第一部」 64
詩「蛙・第八月滿月の夜の滿潮時の歡喜の歌」 66
詩 2 篇「蛙・冬眠」「地球が出來上つたあくる日の風景」 67
詩 2 篇「●」「子供に追かけられる蛙」 68
詩「蛙・行進曲1」 69
詩「●」 71
詩「病氣」 72
詩「草野虎藏と赤」 73
詩「嵐と蟇」 74
詩「蛙は地べたに生きる天國である」 75
詩 2 篇「猪狩滿直に送る手紙」「同志に」 77
1928(昭和 3)年
詩「十八才のクロポトキン」 80
詩「リナに就いて」 81
詩 2 篇「蛙・行進曲」「山崎重臧に與ふる詩」 82
詩「蛙・殺虐の恐怖のない平凡なひと時の千組の中の一組」 86
詩「同志『小生』に送る手紙」 87
詩「或る夜のエロシエンコ」 89
詩「花哉」 90
詩「蛙 2 篇 ●えぼがへる●ヤマカガシの腹の中から仲間に告げるゲリゲの言葉」 92
詩「友に」 95
詩 2 篇「鰻と蛙」「西班牙」 97
詩「血の話」 98
1929(昭和 4) 年
詩「無題」 100
詩「無題」 104
詩「銅鑼第十六」 106
詩 2 篇「同志に捧げる私の言葉Ⅰ」「おなじくⅡ」 108
リヨンチョントイ
詩「梁宗岱(リョンチョントイ)に送る」 111
詩「詩4篇 ●おまへを喰ひたい 無題 恥っつあらしのやうな話
ドイツまで唸る詩を書きたい」 112
詩「廣東を去る直前」 118
詩「ドフトエフスキーに送る手紙」 121
詩「片」 124
詩 3 篇「廣東を去る直歬」「血の話」「衜德その他」 125
1930(昭和 5)年
詩「無題」 130
詩「冬」 132
散文詩(書簡体)「﨤事」 133
詩「手紙」 136
詩「紙芝居の歬口上」 138
詩「紅雲町五十六番地の一角」 140
詩「ある時」 144
1931(昭和 6)年
詩「マルセイヰエズ」 146
詩「無題」 147
詩「麻野早一郎」 149
詩「小さい一團」 151
1932(昭和 7)年
詩「新宿繹」 154
詩「女工」 155
散文詩「寫眞」 156
散文詩「手紙」 157
詩「失題」 158
1933(昭和 8)年
詩 2 篇「訪問」「午歬三時」 161
1934(昭和 9)年
詩「久松卯之助ノ死」 162
詩「訪問」 163
詩 2 篇「おもんみよ」「春」 164
1935(昭和 10)年
散文詩「その交響の大歡喜を」(原題「●」) 170
詩「天の饗宴」 172
詩「詩四篇 月見草 ドストエフスキー Ⅱ 日本海 ああ」 175
1936(昭和 11)年
詩「たしかにその日のひる過ぎまでは彼等は下界に生きてゐた
――前橋紅雲町のみんなに送る――」 182
詩「空氣祭」 185
詩 2 篇「きちがひのかへる」「寓話」 186
詩「鳩」 190
詩「挽歌」 196
詩「樹木」 197
詩「日食」 199
詩「自殺流行」 201
詩「戀愛」「受句」 203
1937(昭和 12)年
詩「蛙」  205
詩「花」   207
詩「海」 209
散文長篇詩「聾の蛙(るりる)」 211
詩「二十世紀もまんなかに近く」 216
詩「さよなら上海」 217
1938(昭和 13)年
詩「石」 219
詩「詩人と詩人」 220
詩「支那點點」 222
詩「梟と蛙」 226
散文詩3篇「天」「豚の血」「京滬點景」  227
1939(昭和 14)年
詩「餞壮行」 230
詩「天」 231
詩「フアンタジー」 233
詩「相生よ死ぬな」 235
詩「タカラマカン」 238
詩「動かざる自然」 240
詩「鑛石と人と」 242
詩「港」 244
散文詩「めつかちの由來とその後」 246
詩「蛙」 248
詩 「Berling ― Fantasy」 250
1940 (昭和 15)年
詩「河童と蛙」 252
詩「富士」 253
詩「荒川富士」 254
詩「富士山」 256
詩「富士幻現」257
1941(昭和 16)年
詩「二千六百年を迎ふ」 259
詩「富士龍」 260
詩 9 篇「Berling-Fantasy」、「富士山」、「タクラ・マカン」、「富士山」、「富士幻視」、
「きちがひのかへる」、「寓話」、「めつかちの由来とその後」、「桃」 263
詩「富士山」 284
詩「富士山」 286
詩「富士山」 288
詩「富士山」 290
詩「凱旋部隊」 292
1942(昭和 17)年
詩「われら斷じて戰ふ」 298
詩「沸きあがる歌」 300
詩「中華民國の藍に就いてⅡ」 304
詩「中華民國の藍に就いて」 306
版画集(草野心平・説明)『上海の黃(わん)包車(ぽつ)に關する木版画六十』
(太平書局編纂、太平書房、一二月五日) 308
詩「六月二十一日の花の記錄」 429
詩「噫!軍神加藤建夫少將」 435
1943(昭和 18)年
詩「ひめひとつばの思ひ出」 439
詩「黑富士」 443
詩「故郷の入口」 445
詩「大東亞の新年を迎ふ」 453
詩「沸きあがる歌」 457
詩「還都三周年を記念す」 462
詩「道」 464
詩「萬感なみだ溢るゝまなこで」 466
1944(昭和 19)年
詩「豐滿大堰堤」 468
詩「南京は五月雪ふる」 470
詩「ゆき」 471
詩 8 篇「総題 天眞爛漫の世界のなかで」/「大東亞の新年を迎ふ」
「新しい行進」「大靑天」「雲仙普賢」「行々子の挽歌のなかで」「黑富士」
「中華民國の藍に就いて」「天眞爛漫の世界のなかで」 472

第 2 巻 詩 1946(昭和 21)年~ 1975(昭和 50)年

1946(昭和 21)年
詩「竹林寺幻想」 498
1947(昭和 22)年
詩「春のうた」 504
詩「梅雨」 506
詩「牡丹圈」 507
詩「落差」 510
詩「桂離宮竹林の夜」 513
詩「庭」 515
詩「牡丹圈」 517
詩 4 篇「ケロッケ自傳」「古虎(コウフウ)自傳」「ゲリアの演説の最後の一節」
「『谷間より』の序詩」 520
詩 4 篇「大鹽盤」「竹」「竹千本」「月」 523
1948(昭和 23)年
詩 2 篇「宇宙線驟雨のなかで」「宇宙線富士」 529
詩「浦安にて」 531
詩「石の微笑」 532
詩 2 篇「記錄」「無題」 533
詩「春」 536
詩「冥」 537
詩「我が抒情詩」 539
1949(昭和 24)年
詩「胃袋」 552
詩「富士山」 554
1950(昭和 25)年
詩「風景」 555
詩「十字架」 556
1951(昭和 26)年
詩「火の車」 558
詩「地球」 561
詩「ペリカン」 563
1952(昭和 27)年
詩「雪」 564
詩「日記」 567
1953(昭和 28)年
詩「李太白と蛙」 569
詩「陶晶孫を偲ぶ會での即興詩」 571
歌詞「うた」5篇 573
詩「白い蛙」 587
1954(昭和 29)年
詩集 草野心平 593
詩「判決の日に」 700
詩「二十世紀の海の底から」 701
詩「メトロノーム」 708
詩「水爆エレヂー 俗歌風に」 709
1955(昭和 30)年
詩「水爆エレヂー 俗歌風に」 710
1955(昭和 30)年
長篇詩「金華山の鹿」 711
1955(昭和 30)年
詩「春」 717
1955(昭和 30)年
詩「六月」 719
詩「牡丹圈」 720
詩「決心」 722
詩「富士」 724
詩「雨の円覺寺の椿」 726
詩「エレヂー あるモリアヲガエルのこと」 727
詩「肺」 733
詩「蛙・傳令」 734
詩「夜の海」 735
詩「肺結核に関する三つの作品」 738
詩「地球に初めて雪のふつた日のこと」 741
1957(昭和 32)年
詩「『鴉のゐる麦畑』に寄せて」 750
詩「夜の海」 752
詩「黒い蛙」 754
1958(昭和 33)年
詩(無題) 756
詩「祝婚歌」 757
詩「北上川」 759
詩「哈密(ハミ)」 761
詩「ゴビの蛙」 765
詩「幽霊」 770
詩「Orions」 772
散文詩「移転通知にかへて」 774
1959(昭和34)年
詩「柳 本郷隆におくる」 776
詩「哈密(ハミ)」 780
詩「福寿草」 782
詩「Aコンドルの禿の由来」 784
詩「Bering Fantasy」 788
詩「そのリアリズムに就いて」 789
1960(昭和 35)年
詩「マンモスの牙」 792
詩「福寿草」 793
詩「森」 794
詩「蛇を呑んだ蛙」 796
詩「おたまじゃくしたち四五匹」 800
1961(昭和 36)年
詩「沼さんの夢は死なず」 803
詩「がぎむの独白」 804
詩「富士山」 806
詩「たまごたちの界隈」 807
詩2篇「しまったといまでも思う。」「金魚」 809
詩「ギャランスの空気のなかで」 813
詩「空気天」 815
詩「号外」 816
詩 2 篇 総題「蛙」(童詩)「五ひきのかえる」「お天気」 817
詩「おたまじやくしたち四五匹」 822
散文詩「長命大觀音」 823
詩「パセリー考 現代風俗詩抄より」 825
詩「満月の夜の会話」 827
詩 2 篇「富士火山」「冬眠」 830
散文詩「長命大觀音」 832
1963(昭和 38)年
詩「十三という町」 833
詩「年輪」 835
詩「死」 838
詩「太陽を呑む」 842
詩「死」 847
1964(昭和 39)年
詩「南秋津」 848
詩「凧」 853
詩「ばっぷくどん」 855
詩「凧」 856
詩「大王龍」 857
1965(昭和40)年
詩「象と富士」 861                            
詩「雲雀と富士」 863
詩「青銅の富士」 865
詩「地中海の雀」 866
1966(昭和 41)年
詩「デンシンバシラのうた」 868
詩「冬至」 870
詩「オーボエの雲 十二才の小林明子さんにおくる」 871
詩「施餓鬼」 872
詩「蛙の花」 873
1967(昭和 42)年
詩「炎天の死」 875
詩「デンシンバシラのうた」 878
詩 3 篇「ダイヤモンド幻想」「歴程の歌」
「Hachijoh rhapsody dadadan dadadan dadadan dadadan」 880
詩「富士よ裂けろ」 885
詩「不可解な朝」 890
詩「天」 892
詩「ダイヤモンド幻想」 893
1968(昭和 43)年
詩「スケッチ」 894
詩「或る死の報告」 895
詩「たちあがれ」 899
散文詩「紙の白衣」 901
詩「黒富士のこと」 902
詩「一本の道」 904
詩「或る死の報告」 905
1969(昭和 44)年
詩「夏眠」 907
詩「Volga――タシケント・モスクワ間の機上にて――」 908
詩「武蔵野赤十字病院第三病棟五階第八号室」 911
詩「歴程の仲間」 912
詩「桃の日の桃の花」 914
1970(昭和 45)年
詩「凡平自伝」 915
詩 4 篇「サリム自伝――蛙・作品第一二一番」「地球は生きている」
「ホノルルの満月」「六十六のクリスマス」 916
詩「to Murano Shiroh」 919
詩「デンシンバシラのうた」 921
1971(昭和 46)年
詩 3 篇「天元 S・G氏に」、「紅梅」、散文詩「ノートルダム寺院で」 922
詩「某日某日」 926
詩 3 篇「蛙 作品第一二二番」、「コザ」、散文詩「香港島」 929
詩「母岩」 931
詩「その蟇は 蛙作品第一二三番」 932
詩「生と死の」 933
詩 4 篇「ウルムチの満月」「駱駝」「天の居酒屋で」、英詩「Awake」 934
散文詩「ボンベイ」 938
詩 2 篇「誕生日」「原始林にダンプを入れる」 940
詩「古い寓話――童詩風の――」 943
詩「炯炯鬱勃――歴程賞受賞と詩集『春鶯囀』の近刊を祝して――」 944
詩「チチカカの深い湖底を」 945
詩「幻の孔雀」 947
詩「死をめぐる某日某日」 949
詩「免状」 951
詩「或る永遠」 952
詩 2 篇「凱旋部隊」「柏生(パクサン)よ死ぬな」 954
詩「幻の氷の原で」 957
詩「いま沈む宇宙のボス」 959
詩「免状」 960
1973(昭和 48)年
詩「白い駄ン馬など眺めるのだ」 961
詩「なにがクリスマスだ」 963
詩「書に就いて」 964
詩 2 篇「龍の光」、散文詩「埋葬」 966
詩 2 篇「ガンガの太陽」、「或る開墾者の新婚日記」 968
詩「キシミみなゆるみて夜の土うごく」 973
詩「まともな変態」 975
詩 2 篇「仮想招宴」「或る日キリムは次のような独り言をつぶやいた」 976
詩「ベトナム」 984
詩「幻の富士」 985
1974(昭和 49)年
詩「字を書くことに就いての自戒」 986
詩 2 篇「自分の旅」「背景は」 987
散文詩「死臭」 990
詩「海」 992
詩「異常」 993
詩「息づく色色」 996
詩 2 篇「私は死んだ」「鎌を研ぐ」 998
詩「汎神論に雪がふる」 1001
詩「鎌を研ぐ」 1004
詩「ウバシニヤッド」 1005
詩「それから俺はシャベリだした」 1006
詩「死に就いての誤解」 1007
詩「息づく色色」 1009
1975(昭和 50)年
詩「正月のためのエスキース」 1011
詩 3 篇「幻の洞窟」「秋篠寺」「新聞」 1012
詩「蛙連邦行進曲―ラ マルセイエーズの曲を借りて―」 1017
詩「畑での仕事」 1018
詩「海上富士」 1021
詩「火葬」(追悼詩) 1022
詩 3 篇「雲上富士」「富士」「ガラスの月」 1024
詩「スンガリーを滑る」 1025
詩「宇宙天」 1026
「弔詞」 1027
詩 8 篇「八岐大蛇(戯詩)」「ひぐらし」「全天」「魚だって人間なんだ」
「頭蓋骨」「月」「医道に就いてびんるは語る」「畑のへりで」 1028
詩 4 篇「指紋」「満月龍」「若い溶岩流」「サマーラの塔」 1038
詩「Golden arrow-poison frog」 1042
詩「筆書き—佐久間孟を悼む—」 1043
詩「畑での仕事」 1045
小論 澤 正宏「表現者としてのアナキスト―草野心平とモダニズム詩 /
プロレタリア詩」 1047
解題 [書誌]初出資料(詩誌、雑誌、新聞など)一覧
―1923(大正 12)年~ 1975(昭和 50)年― 1061

第 3 巻 翻訳詩 評論 詩論 随筆 書評 選評 編集後記 覚書 報告文など
1925(大正 14)年~ 1975(昭和 50)年

〔翻訳詩〕
1928(昭和 3)年
翻訳詩「坑夫の歌」W・H・ユトレイ 2
翻訳詩「塀」カール・サンドバアグ 4
翻訳詩「シカゴ」カール・サンドバアグ 5
翻訳詩「噓ツキ」カール・サンドバーグ 6
翻訳詩(散文詩)「步く者」アルチユロ・ヂオヴアニツチ 8
1929(昭和 4)年
翻訳詩(散文詩)「子供の口から」アルティウロ・ヂオヴニッティ 13
1930(昭和 5)年
翻訳詩 2 篇「一時的平等」ロオズ・ザグノニ・マリノニ、「葬式」ジヨセフ・カアラー 16
1931(昭和 6)年
翻訳詩 9 篇 「同志に送る」アルチユウロ・ヂオヴアニツチ、「步く者」同前、「丘」スプンリバア、
「サツコとヴアンゼツチ」イスラエル・カスヴアン、「創造に從事する人間の海」同前、「シカ
ゴ」カアル・サンドバアグ、「嘘ツキ」同前、「ダイナマイト所持者」同前、「塀」同前、
翻訳詩 2 篇「イーストサイドの夜明け」ポーター・ミロン・チヤッフヰー、「ミシシッピの
農夫」チヤーレス・ヘンリ・フォード 17
翻訳詩「塀」カアル・サンドバアグ 57
1932(昭和 7)年
翻訳詩(散文詩)「步く者」アルツウロ・ヂオヴニッチ 58
〔評論、詩論、随筆、書評、選評、編輯後記、覚書、報告文など〕 1925(大正 14)年
随筆「後記」 63
評論「福田正夫の沒落」/編輯後記「寸言」 64
随筆「後記」 67
1926(大正 15、昭和元)年
随筆「後記」 68
書評「『色ガラスの街』に就いて—隨筆的デツサン批評—」 69
評論「散彈的月評」 72
1927(昭和 2)年
評論「雜誌批評」 76
評論「散彈的月評」/随筆「相互破壞」 77
随筆「二月六日」 86
随筆「農民文學雜考」 90
随筆「時日の問題」 93
評論「詩集『たんぽぽ』と坂本遼」 94
随筆「亞の回想」 98
1928(昭和 3)年
随筆「第百階級斷想」 99
論文(翻訳)「子供の天眞性に就いて—『現代學校の起源と理想』第十五章—」
フランシスコ・フエラア 101
随筆「詩に關する斷片の速記」 105
1929(昭和 4)年
随筆「カール・サンドバアグ 人及びその作品に就いて」 107
随筆 3 篇「反對一件」「アルッゥロ・ヂオヴアニッチ Arturo Giovanitti」
「エドガー・リイ・マスターズ Edger Lee Masters」 116
随筆「譯に就いての﨤答」 121
随筆「ささやかな彈片」 123
随筆「君も僕も退屈しないか」 127
随筆「アメリカ詩壇の現狀」 130
随筆「『特權』と『不可避』に就いて 春山行夫君に答ふ」 135
評論「尾形龜之助」 138
アンケート「◆」 141
1930(昭和 5)年
アンケートへの回答「昭和五年度日本詩野へ」 142
詩論「詩の技術に就いての斷片的ノート少々」 143
詩論「詩の技術に就いての斷片的ノオト少々(二)」
随筆「平凡な話」 147
随筆「北海衜釧路の產」 149
評論 2 篇「アメリカプロレタリヤ詩寸感」「尾形龜之助」 151
詩論「プロレタリア詩の分野とその技術に就いてのノート」 158
随筆「ひつくるめ一束」 162
随筆「千家元麿氏への公開狀」 163
1931(昭和 6)年
覚書「ヂオヴアニッチに就いての覺え書」/随筆「思ひ出」 167
随筆「『詩の分野と技術』への反駁への回答」 177
アンケートへの回答 180
評論「カール・サンドバアグ 人及びその作品に就いて」 181
評論「宮澤賢治論 ★一読者のノート」/アンケートへの回答 190
随筆「銅鑼」 202
随筆「癌藏の話」 209
1934(昭和 9)年
随筆「方寸の寫眞 詩集瑞枝の出版に因んで著者との思ひ出を記す。」 214
随筆「詩の第一人称に就ての感想」 217
随筆「秋の通信を讀む」 219
随筆「『半谷悌三郎』の思ひ出」 228
評論「三野混沌論」 230
1935(昭和 10)年
評論「宮澤賢治の詩の方法」 237
随筆「★」 240
随筆「村山槐多 その他」 241
1936(昭和 11)年
評論「諷刺詩への陥穽」 247
随筆「詩人と生活」 250
随筆「謹賀新年」 254
1937(昭和 12)年
評論「村山槐多論」 255
随筆「山村暮鳥の詩の改竄に關して藤森成吉氏に與ふ」 275
1938(昭和 13)年
随筆「宮澤賢治の詩碑」 281
随筆「新しい動向」 284
随筆「五度目の上海」 286
随筆「梁宗岱の思ひ出」 290
1939(昭和 14)年
随筆「やきとり」 292
随筆「立原衜造追悼」 294
随筆「宮澤賢治の一つの面」 297
随筆「『學校』時代」 299
随筆「永い話」 302
1940(昭和 15)年
随筆「雜一束」 304
随筆「一寸」 305
随筆「月評を求む」 306
1942(昭和 17)年
随筆「重慶の同窓へ」 309
随筆「重慶にゐる同窓諸君に告ぐ」 313
随筆「南京通信」 319
1943(昭和 18)年
報告文「中日文化協会第二回全国大会」 324
随筆「大東亞國民大會の感壞」 327
1947(昭和 22)年
随筆「雜雜の俎(Ⅰ)」 329
選評「戦後感」 332
編輯記 2 編「編輯前記」「後記」 333
評論「八木重吉―人と作品に就いて―」 334
随筆「雜雜の俎3 彼は詩人だつた 尾形亀之助のこと」 341
1948(昭和 23)年
随筆「寸感」 345
随筆「山村暮鳥の印」 347
1949(昭和 24)年
随筆「三つの勧進帳」 352
1950(昭和 25)年
評論 2 篇「個性と表現」「私の詩作について」 354
随筆「安井東京都長官におくる―泥試合中止―」 365
随筆「覺え書」 368
評論「詩の鑑賞Ⅱ」 370
随筆「覺え書」 404
1951(昭和 26)年
アンケートへの回答「執筆者通信」 405
随筆「讀書だより」 406
1952(昭和 27)年
随筆「作者の感壞―編輯氏及び執筆諸氏の手紙―」 407
1953(昭和 28)年
随筆「日常生活の美」 409
1954(昭和 29)年
随筆「死んだ四人」 413
1955(昭和 30)年
随筆「山靴」 416
随筆「完結に際して」 417
1956(昭和 31)年
書評「伝統と雪への執心」 418
随筆「高村光太郎の人間像」 419
1957(昭和 32)年
随筆「スダンのひと〈写真と文〉」 425
随筆「立原道造追悼」 426
自作解説「白い蛙」 428
書評「吉川幸次郎著 人間詩話」 431
書評「大竹新助著 写真・文学散歩」 432
1958(昭和 33)年
書評「『鹹湖』について 433
随筆「アジアへの留学生」 434
1959(昭和 34)年
随筆「一つの系譜 9 銅鑼・学校・歷程の回想」 436
随筆「一つの系譜 10 銅鑼・学校・歴程の回想」 441
随筆「一つの系譜 11 銅鑼・学校・歴程の回想」 445
随筆「編集室ノート」 450
随筆「編集室ノート」 451
随筆「人に見せる日記」 452
1960(昭和 35)年
随筆「編集室ノート」 453
随筆「葦平の思い出」 454
書評「世界名詩集大成 18 巻 東洋篇 初めての集大成 天をひきさく稲妻の光芒」 456
1961(昭和 36)年
随筆「『銅鑼』と『学校』」 457
1962(昭和 37)年
随筆「松永延造の『夢を喰ふ人』」 460
1964(昭和 39)年
随筆「寸感」 462
1965(昭和 40)年
随筆「貘のこと」 464
随筆「銅駝の怪物たち」 466
評論「宮沢賢治の詩――その二つの極の考え方――」470
1967(昭和 42)年
随筆「私のアルバムから」 482
随筆「長安一片月」 490
詩論「小さな三つの例」 492
1969(昭和 44)年
評論「解説」 500
1970(昭和 45)年
随筆「三野混沌の葬儀に列す」 514
1971(昭和 46)年
随筆「怪物武田泰淳」 518
1973(昭和 48)年
随筆「不思議な傑作『夢を喰ふ人』と松永延造」 521
1974(昭和 49)年
随筆「山本太郎との出合い」 526
1975(昭和 50)年
随筆「村野四郎の『芸術』」 528
随筆「不思議な妄想」 529
〔座談会、合評〕
1927(昭和 2) 年
「合評」 531
1935(昭和 10) 年
「詩人座談會」 534
「詩人座談會」 548
1936(昭和 11) 年
「諷刺詩に關する座談會」 563
1948(昭和 23)年
「現代詩の核心をめぐつて(座談會)」 570
1958年(昭和33)
「座談会 詩と小説について」 592
1960(昭和 35)年
「座談会 第二現代詩の時代」615
1963(昭和 38)年
「座談会 惣之助について」 635
1967(昭和 42)年
「座談会 唐代の詩人たち」 650
解題 [書誌]初出資料(詩誌、雑誌、新聞など)一覧
―1925(大正 14)年~ 1975(昭和 50)年― 663

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