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   2014年4月1日から消費税が8%に引き上げられたことに伴い、 
 小社の刊行物の価格は全て本体価格で表示してあります。


新刊案内  

【日本経済調査資料シリーズ4】

『明治大正期 商工信用録』第3弾 ! !
明治・大正期 東日本を中心とした商工信用情報を網羅


明治大正期 商工信用録 
第Ⅰ期 第3回配本 全4巻

2015年4月30日発売

B5判・上製 2,260頁 本体120,000円
 
ISBN978-4-905388-89-0 C3333
第9巻 第38版 大正7年 東京府下 第10巻 第38版 大正7年 神奈川縣・静岡縣
愛知縣・三重縣 第11巻 第38版 大正7年 千葉縣・茨城縣・埼玉縣・栃木縣・群馬縣
山梨縣・長野縣・新潟縣 第12巻 大正7年 富山縣・石川縣・福井縣・福島縣・宮城縣
岩手縣・山形縣・秋田縣・青森縣・北海道・各府縣下・外国人

商工信用録は、銀行の与信先となりうる会社(個人)の財産・信用・営業
     状態を調査したものである。大正期の資料を読み解けば、第一次大戦
     前後の東京・横浜のどの地域が発達したのか、どの地域で集積が
進んだのかも明らかになる。
―邉 英治横浜国立大学准教授推薦文より

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最新情報

『現代詩手帖』2015年4月号
特集:西脇順三郎ルネサンス
『21世紀の西脇順三郎 今語り継ぐ詩的冒険』の著者・澤正宏先生も
「現代詩を生き延びる方法 西脇順三郎の場合」のタイトルで執筆。

  目次まわりに広告掲載



 福島第1原発事故から4年。未だに汚染水の問題、
中間貯蔵庫、12万の避難している人たちの問題が
未解決のまま、そして廃炉への過程が見えにくい
事態も続いている。
2015年3月11日付毎日新聞朝刊の1面に広告



最新刊


エコーする<知> リブレ No.3
21世紀の西脇順三郎
 今語り継ぐ詩的冒険



西西脇研究の第一人者・澤正宏福島大学
名誉教授が新たに書き下ろした
「現代詩の誕生―西脇順三郎の場合」を加えて
好評発売中 !!

著者 : 澤 正宏福島大学名誉教授 
ISBN : 905388-81-4-C0095
体裁 : A5判・並製・105頁 本体 : 1,200円

ノーベル文学賞に6度もノミネイトされた
(1964年まで)西脇順三郎の詩業の本質に
明解に迫る講演と論考とを併載 !!。
■内容
まえがき 第1部 講演 詩人西脇順三郎を語る
第2部 現代詩の誕生―西脇順三郎の場合 1.現代詩が誕生した時期
 2.西脇順三郎の現代詩観 3.島崎藤村の近代詩宣言/西脇順三郎の
現代詩の宣言 4.近代の抒情詩を乗り越えるイマジズム 5.孤独、
絶望を超える思考のスタイルと諧謔 6.思考のスタイルと現代詩
 7.諧謔と一体化した表現の「無」・西脇順三郎年譜 ・まえがき英文

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好評既刊


Cross-cultural Studies Series
クロス文化学叢書 第1巻
互恵(レシプロシティー)と国際交流

 

 

キーワードで読み解く〈社会・経済・文化史〉
●編集責任 矢嶋道文(関東学院大学/比較文化史)
●体裁 A5版・上製約440頁 ●本体 : 4,500円
ISBN978-4-905388-80-7 C0020


絶賛発売中 !
【2014年12月28日(日)】 「神奈川新聞」に書評が掲載されました。
書評を読むはこちら

【2014年12月19日】 テレビ神奈川(tvk)の
番組「ありがとッ ! 」で紹介されました。



インタビュー記事ほかを読むはこちら

7 15人の研究者による珠玉の論考。用語説明を付して分かりやすく、かつ読みやすく
書かれた国際交流史。キーワードは〈互恵〉と〈国際交流〉。グローバル化が進む中、
新たな視点で歴史を繙き、21世紀における「レシプロシティー(互恵)と国際交流」の
あるべき姿を探る、いま注目の書。

慰安婦問題
【本書の特色】分野の垣根を越えた執筆陣、古代から現代まで俯瞰でき事例が豊富、
内容理解を助ける丁寧な用語説明、写真や図版でビジュアル的に把握できるよう工夫。


詳細内容を読むはこちら
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好評既刊


【日本経済調査資料シリーズ 4】
『明治大正期 商工信用録』第2弾
大正期 東日本を中心とした商工信用情報を網羅

明治大正期 商工信用録
第Ⅰ期第2回配本 全4巻 
本体120,000円 ISBN978-4-905388-75-3

第5巻 第32版 大正4年 東京府下 第6巻 第32版 大正4年 神奈川縣・静岡縣
愛知縣・三重縣 第7巻 第32版 大正4年 千葉縣・茨城縣・埼玉縣・栃木縣・群馬縣
山梨縣・長野縣・新潟縣 第8巻 大正4年 富山縣・石川縣・福井縣・福島縣・宮城縣
岩手縣・山形縣・秋田縣・青森縣・北海道・各府縣下・外国人


用録』』『
推薦文の詳細を読むはこちら

「新刊案内」のチラシを見るはこちら



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好評既刊

エコーする<知> No.1
今 原発を考える―フクシマからの発言
改訂新装版



●体裁A5版・並製 約90頁 
ISBN978-4-905388-74-6 C0030
本体: 1200円

安田純治×澤 正宏
対談者の澤正宏福島大学名誉教授が新たに書き下ろ
した
「東京電力福島第一発電所事故後の福島の現在」
を収録。
現在の福島の状況を的確に書いています。熔融燃料の取り出しの問題、
汚染水の問題、除染の問題、避難者の帰還の問題、
食品の安全の問題、子供の甲状腺癌の問題、原発関連死の問題
それに裁判の問題をデータを駆使して構造的に言及しています。
原発の再稼働が取り沙汰されていますが、これを読めば福島の
現実がいかに苛酷であるか分かります。
本文の一部を読むはこちら
装いを新たに2014年5月12日発売
・東電福島第一原発事故以前のこと、福島原発発生直後の感想
東電福島第一事故以後のこと、何故、被害にあった福島原発から学ぼうとしないのか、
改めて問われる司法の役割について、今だから話せるエピソードなど
興味の尽きない対談。
『福島原発設置反対運動裁判資料』概要の英訳に加えて独訳も掲載。
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好評既刊

【日本現代史シリーズ 4 】
日本初の科学訴訟 好評第2弾

伊方原発設置反対運動
裁判資料 第2配本 全3巻
好評発売中 !!
●編集・解題・解説  澤 正宏(福島大学名誉教授)
●体裁 B5版・上製総約1,800頁 ●本体: 90,000円
ISBN978-4-905388-66-1 C3332

第5巻 上告理由書 1985(昭和60)年6月28日(伊方原発行政訴訟弁護団)
第6巻 上告理由補充書 1986(昭和61)年6月25日(伊方原発行政訴訟弁護団)
「終わりのはじまり」チェルノブイリ事故と本件許可処分並びに原判決の違法性]
上告理由補充書(三)
1991(平成3)年6月20日(伊方原発行政訴訟弁護団)
「加圧水型原発の終焉」

第7巻 準備書面(控訴人原告四)
1980年(昭和55)年1月31日
(伊方原発行政訴訟弁護団)―スリーマイル島原子力発電所の事故は
人類破滅への道を指し示す―
最高裁判所判例集(一部)最高裁、高松高裁判決の部分を収録 参考資料

巻末に約40頁にわたる詳細な「伊方原発関連年表」を付す
「伊方原発関連年表」の一部を読むはこちら
解題・解説の一部を読むはこちら
新刊案内チラシを見るはこちら
内容見本を見るはこちら



CPC ANNOUCEMENT OF NEW BOOKS
"JUDICIAL MATERIALS IN THE MOVEMENT AGAINST
THE ESTABLISHMENT OF
THE IKATA NUCLEAR POWER PLANT"
'ANNOUCEMENT' CLICK HERE
図書新聞2014年5月17日号に書評が掲載されました

内容を読むはこちら
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5巻 上告理由書 1985(昭和608部)最高裁、高松高裁判決部分を収録  参考資料

好評既刊

只今好評発売中
売れています。今注目の一冊 !!



エコーする<知> リブレ No.2
危機に立つ教育委員会
●教育の本質と公安委員会との比較から教育委員会を考える
著者 : 高橋寛人(横浜市立大学教授)

●体裁A5版・並製 約100頁 本体: 1200円 
ISBN978-4-905388-71-5 C0037
今問題の教育委員会がよくわかる ! 学生にも最適 !
●いま、教育委員会が危機に立たされている。教育委員会制度を改廃
すべきだとの声が大きくなり、中央教育審議会での審議や関係法律
(地方行政の組織及び運営に関する法律)の改正案の検討が進行中である。
本書は、教員の人事・教科書の採択・学校の統廃合をはじめ公立の教育
機関の管理運営全般を行う教育委員会について、教育行政学の専門家が、
教育の本質との関わり、公安委員会との比較を通じてやさしく解説。
この一冊を読めば、教育委員会の仕組み・歴史、そして意義と役割がわかる。
年表、参考文献付。

教育委員会は占領下に新しくつくられた行政委員会のひとつとして
1948年に誕生しました。当時、教育委員は住民の選挙で選ばれ、
実際1948、50、52年に教育委員選挙が都道府県・
市町村で行われました(公選制)。しかし、1956年に教育行政制度
を大きく改める法律改正が行われ、首長(知事、市町村長)が
議会の同意を得て教育委員を任命する制度に改められました(任命制)。
公安委員会(警察の管理機関)も行政委員のひとつですが、
こちらは戦後当初から任命制です。
本書は、教育の特質にもとづいて、教育行政組織が民主主義を
基盤にしつつ、教育の専門性が発揮され、中立性・安定性・
継続性が保障される仕組みでなければならないこと、
また、公安委員会との比較をふまえて、教育行政が
教育委員会という行政委員会によって行われることの意義
と必要性をわかりやく説明しています。
この機会にぜひ本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。
新刊案内を見るはこちら
本文<はじめに>を読む

【新刊紹介・書評】
・雑誌月間『高校教育』2014年6月号に掲載されました。
・雑誌『学校事務』2014年3月号に掲載されました。
・雑誌『教育と文化』75号2014springに書評が掲載されました。
本書は、まさに、この一冊で教育委員会の仕組み、歴史、問題点がわかり、
教委制度の意義と必要性を改めて再認識できる貴重な書であり、
ぜひご一読を薦めたい(評者は明星大学 樋口修資先生)。

・ 教育専門雑誌『教職研修』2014年5月号に書評が掲載されました。
教育が政治に支配されないために、教育行政が政治から独立して
行われるために、教育委員会はどうあるべきか、本書を踏まえて
教育委員会改革の検討に望みたい
―『教職研修』の書評から抜粋。
・雑誌『教室の窓』2014年4月号に著者が質問形式で答える方法による
新刊紹介記事が掲載されました。
・雑誌『子どものしあわせ』2014年5月号に教育委員会制度の意義と必要性
―『危機に立つ教育委員会』を刊行して―のタイトルで著者の
執筆したものが掲載されました。
・雑誌『子どもを守る』2014年4月15日号に新刊紹介として
掲載されました。

書評紙「図書新聞」2014年2月15日号に掲載されました。
評者はジャーナリストの桜井祐三氏。
教育委員会の中立性とは ? 
本書は、教育委員会の意義とその役割、その仕組み、さらに歴史と
問題点など分かりやすく解説した一書である。人間の思想信条
を形づくる教育の中立性の意味を深く掘り下げるために、
いま必読のハンドブックだ。
詳細な内容を読むはこちら
・2014年1月24日号の雑誌「内外教育」に紹介されました。

詳しい内容を読むはこちら
神奈川新聞2014年1月26日、信濃毎日新聞2014年1月19日の
日曜日読書欄に書評が掲載されました !

近年、「形骸化している」「責任の所在が曖昧だ」などと批判され、
改廃論議にさらされる教育委員会。著者は、教委がなぜ自治体の
一部局ではなく合議制の行政委員会の形をとっているのかに着目し、
警察の民主的な管理運営を目的とした公安委員会との比較から、
あるべき姿を探る。「民主主義を前提としながらも、民意や
多数決がそのまま教育に反映しないような制度を設けることが必要」
と指摘。民意を盾に教育を政治に従属させようとする首長らの
動きをけん制する。

【関連記事の紹介】
①朝日新聞2014年4月5日朝刊に、首長の教育主導困惑、
教委精度見直し案「先行」自治体、安定性や継続性課題とした見出しで
著者の見解を示す記事が大きく掲載されました。
②著者高橋寛人先生の記事<識者評論>教育委員会改革が
下記の地方紙に掲載されました
。東奥日報(3月8日朝刊)、信濃毎日新聞
(3月12日朝刊)、長崎新聞(3月13日朝刊)です。

長崎新聞(3月13日)に掲載された記事を読むはこちら
ただいま注文受付中
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好評既刊

[日本現代史シリーズ 3]
日本初の科学訴訟といわれ、原発のメルトダウン
について初めて触れた画期的な裁判資料 !


伊方原発伊方原発設置反対運動
裁判資料 第1配本 全4巻
●解説 藤田一良(弁護士) 解題 澤 正宏(福島大学名誉教授)
●体裁 B5版・上製総約3,500頁 ●本体:160,000円
ISBN978-4-905388-58-6 C3332
一審から最高裁まで裁判所が一貫して示したのは、司法の使命を貫き、国民を原発災害から護ろう
とする一片の姿勢もないという事実であった―藤田一良弁護士の解説より
藤田一良氏は20013年8月17日に永眠されました。氏の生前のご厚情に感謝申し上げますとともに、
ご冥福をお祈りいたします。





「目次」一覧と藤田一良弁護士「解説」、
澤 正宏福島大学名誉教授「解題・解説」の一部を読むはこちら

図書新聞2013年11月16日号に的確に読み込んだ書評が掲載されました。
書評全文を読むはこちら



内容見本をみるはこちら
図書新聞
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確かな知識と知恵とが交差しながら響き渡る
CPCリブレ創刊 

 勉強会、学習会などのテキストに最適の本 
発刊のことばを読むはこちら

【旧版】原発を考える―フクシマからの発言
●体裁A5版・並製 約90頁 ISBN978-4-905388-64-7 C0030
本体: 1200円
内容の一部を読むはこちら

【書評】

「現代詩手帖」2013年7月号、【特集】藤井貞和が問うの巻頭珠玉のエッセー、
声、言葉―次代へ の中で『今 福島を考える―フクシマからの発言』が紹介されました !!
 このエッセーは感動的です。
詩人・藤井貞和は奥の深い、古代から現代までの完成の在り方に通じている、独特の
個性の詩人だと思っている―澤 正宏

この紹介記事を読むはこちら
2013年2月27日(水)、福島民報に紹介記事が掲載されました。
掲載記事を読むはこちら
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【読者の声から】
この本を読んで感動しました !! ぜひほかの方にも勧めたい―福島県の男性

『今 原発を考える』を興味深く読ませていただきました。「いい仕事してますね」というと
「なんでも鑑定団」の骨董の鑑定をやっている中島誠之助みたいになってしまうけど、
ほんとにそう思いました。紙もパーチメントの風合いを出したような紙を使ってみたり、
いろいろと細かいところに神経が使われているなと思いました。
できるだけ多くの人に読んでもらえるといいですね―東京都の男性 



東京電力福島第1原発の放射能汚染水問題で、政府は8月7日、
海への流出量が少なくとも1日約300トンに上ることの試算を公表。
場当たり対策 限界、国、東電任せに危機感と8月8日付毎日新聞。海への
汚染問題が次々と浮上。アメリカも魚などの汚染度チェックを再開したと
今朝のABCテレビが報道。



好評既刊

[日本現代史シリーズ 2]
福島原発の原点のあらましが今明らかに !
福島原発設置反対運動
 裁判資料
第2回配本 全4巻 
本資料が福島民報(2013年2月11日)に紹介されました。
この記事を読むはこちら

●解説 安田純治(弁護士) 編集・解題・解説 澤 正宏(福島大学名誉教授)
●体裁B5判・上製 総約1700頁 ●本体: 88,000円
ISBN978-905388-53-1 C3332
第1回配本の裏付けとなる調査資料が続々。労働者の被曝の実態、
国・東電と県、県と町などが相互に交わした各種文書、
東電福島原発第2原発公聴会での60人の証言等々、
貴重かつ重要な調査資料、報告、証言を一挙公開。

第4巻 原告、下請労働者に関する基礎調査
第5巻 訴訟資料(含・下書き原稿)
第6巻(内閣総理大臣など)、原子力委員会、東京電力、
福島県などの側の資料
第7巻 原発・火発反対福島県連絡会、日本科学者会議
などの側の資料


安斎育郎立命館大学名誉教授の忘れないでほしいで始まる推薦文は感動的だ

詳細は速報版(チラシ)をご覧ください→こちら
「図書新聞」2013年1月26日号に書評が掲載されました
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好評既刊

[日本現代史シリーズ 1]


 福島原発事故の原点を明らかにする第一級資料!!
福島原発設置反対運動
裁判資料 
全3巻



好評発売中 !!
事故を予見した先駆的な裁判と・・・
「図書新聞」2012年9月22日号に掲載された『福島原発設置反対運動裁判資料』
の記事。詳細を読むはこちら

書影と内容の一部を見るはこちら
日英語による概要それに解説、解題の一部が読めます
また、仏独語の概要も作成中

編集・解説 安田純治(弁護士)/解題 澤 正宏(福島大学教授)
■体裁
B5判・上製 総約2400頁  
本体:150,000円
3.11直後のメルトダウンは昭和50年当時すでに警告という形で発せられていた。
福島原発設置許可取消訴訟の裁判記録が語る真実に迫る

●すでに指摘されていた現在の事故の全て
●貫かれた環境、生命尊重の主張、実証された人災など・・・
●福島県民だけではなく、日本、世界の人々にも読んでほしい未来への警鐘となる資料。
■全3巻セットISBN978-4-905388-44-9 C3332
■第1巻 ISBN978-4-905388-45-6 C3332
■第2巻 ISBN978-4-905388-46-3 C3332
■第3巻 ISBN978-4-905388-47-0 C3332 

ジャーナリスト・江川紹子氏の推薦文入り
内容見本を見るこちら
ネットでお申し込みの方には定価の10% offで提供します
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好評既刊


植民地経済史研究に新たな1ページ !
tZb 【日本経済調査資料シリーズ 5】
明解企業史研究資料集
―旧外地企業編 全4巻


編集編集編集・解題 佐々木 淳(龍谷大学教授)■体裁 B5判・上製 総約3300頁  本体150,000円
日本で有数の企業資料コレクション「長尾文庫」(龍谷大学深草図書館蔵)
から蒐集した社史、事業概要・企業活動調査など特徴をふんだんに生かした
旧外地企業資料コレクション。初の資料集。



内容見本の詳細をみるはこちら

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第9回文化講演会
演題「徳川時代の平和」 

講師 : 落合 功先生(青山学院大学教授)
2014年7月19日(土)午後1時半~4時半
場所 : YMCAアジア青少年センター3階会議室
東京都千代田区猿楽町2-5-5 電話03-3233-0611
JR中央線水道橋駅東口下車徒歩5分/御茶ノ水駅徒歩7分
資料代 : 1,000円 ※学生半額

 今「平和を考えることが極めて重要です。歴史を遡って
近世の徳川時代ではどうだったのか―。


第8回文化講演会
演題「慰安婦問題」 

講師 : 林 博史氏(関東学院大学教授)

司会 : 神 繁司氏(フリーライブラリアン)
2013年7月13日(土)午後1時半~
4時半

場所 : 江戸東京博物館1階学習室
JR総武線両国駅西口下車徒歩3分
資料代 : 1,000円 ※学生半額

この講演のレジュメを読むはこちら




第7回文化講演会
演題「危機に立つ教育委員会」 
講師は高橋寛人氏(横浜市立大学教授)

司会は神 繁司氏(元国立国会図書館職員)
2012年12月08日(土)午後1時半~
4時45分

場所 : 江戸東京博物館1階学習室
JR総武線両国駅西口下車徒歩3分
資料代 : 1,000円 ※学生半額
今回は教育問題を取り上げました。
地方の首長がトップダウンで進めている教育委員会改革など
ビビットな教育問題を専門家の立場から映像を交えてわかりやすく解説。
また、歴史を繙きながら教育のあるべき姿を考えました。
※盛会のうちに終了しました。感謝。
この講演のレジュメを読むはこちら
この講演の記録はリブレNO.2『危機に立つ教育委員会』として
2013年11月に刊行になりました。

この講演の

第6回文化講演会

講師は安田純治氏(弁護士)・澤 正宏(福島大学名誉教授)の対談。
演題は『今原発を考えるーフクシマからの発言』)

2012年6月16日(土)午後1時半~4時
江戸東京博物館1階学習室1.2
この講演の記録はリブレNO.1『今原発を考えるーフクシマからの発言として
2013年2月に刊行になりました。

学術情報誌・・・フットワークで集めた学術先端情報
「CPC Journal」2012年第5号(通巻18号)
2012年2月29日刊 頒価50円
特集 : 西脇順三郎研究の現在

Cayme Press について 
和田桂子(清泉女子大学教授)
「旅人」鑑賞の試み 
和田康一郎(東京成徳短期大学准教授)
にし
西脇順三郎の朔太郎評価が意味するもの-日本語・諧謔・リアリスト- 市川毅(帝京平成大学准教授)
日本的(東洋的)視座からの西脇順三郎研究 太田昌孝(修文大学短期大学部准教授)
西脇順三郎(1894~1982)没後30年と生誕120年とを記念して 澤正宏(福島大学教授)
()
『西脇順三郎研究資料集』目次一覧
小社出版物案内・CPC便り(5)

詳細内容を見るはこちら




好評既刊
 
西脇順三郎没後30周年記念限定出版
西脇順三郎研究資料集全3巻
1962年に谷崎潤一郎とノーベル文学賞を競った詩人の初の資料集

■編集・解説 澤 正宏(福島大学教授) ■体裁 B5判・上製 総約1900頁
■本体: 88,000円 ISBN978-4-905388-40-1 C3395


内容見本をみるはこちら
好評発売中。在庫僅少です !!
第1巻 著作集[詩集] 第2巻 著作集[詩論集、文学論集] 第3巻 全集未収録資料集

●第1巻[詩集] 『Spectrum』(ケイムプレス、ロンドン、1925
)初版/『Une Montre Sentimentale』(1925)復元/
『Poems Barbarous』(私家版、昭和5年)
初版/『Ambarvalia』(椎の木社、昭和8年9月20日)初版/西脇順三郎詩集
『あんばるわりあ』(東京出版、昭和22年8月20日)
初版/西脇順三郎詩集『旅人かへらず』(東京出版、昭和22年8月
20日)
初版
/澤 正宏:西脇順三郎の詩「馥郁タル火夫」を読む(上)(中)(下)
初出 ●第2巻 [詩論集・文学論集]
『超現実主義詩論』(厚生閣書店、昭和4年11月5日)
初版/『シュルリアリスム文学論』(天人社、昭和5年11月11日)
初版/『西洋詩歌論』(金星堂、昭和7年11月20日)初版/『純粋な鶯』(椎の木社、昭和9年11月25日)初版/他   
●第3巻 [全集]未収録資料集 澤 正宏:『西脇順三郎未収録資料集 
初出/英語学小論:The Savoyに就いて、
"Feminine endings"in Chaucer、古代英語の語句順序
 初出/『文語と口語』初版/『Pointed Roofs』初版『言語学概論』初出/『現代イギリス文学』初出/
「座談会 英文学研究の立場」初出/澤 正宏:『西脇順三郎蔵書目録』
初出/西脇順三郎自筆原稿、写真、絵/他 
只今発売中→ネットでお申し込みの方には定価の10% offで提供します



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来年は西脇順三郎生誕120周年。ご厚意によって西脇順三郎偲ぶ会会員の
永田隆史さんから西脇順三郎の詩についての論考を掲載することができました。
難解と言われる西脇詩の解読の一助なれば幸いです。

西脇順三郎 : その詩風の変遷
―『トリトンの噴水』から『近代の寓話』
まで―
全文を読むはこちら

第5回文化講演会

演題「日米の架け橋 シカゴ流よもやま話」
講師 : 奥泉栄三郎氏(シカゴ大学図書館日本研究上席上席司書)
司会 : 神 繁司氏(元国立国会図書館職員)
2011年11月12日(土)午後1時半~3時半
江戸東京博物館1階学習室
<訃報>
奥泉栄三郎氏は2013年7月21日に永眠されました。
暑中お見舞いを認めたのは死の3日前のことだそうです。
その中の文章です。
"世界は大きく変わり、図書館始め司書の業務も大きく変化しながら、
五十年の歴史は自分の人生のすべてのように思われます"
氏の生前のご厚情に感謝申し上げますとともに、
ご冥福をお祈りいたします。



好評既刊

この1冊で移民のすべてがわかる
『移民ビブリオグラフィー』
 
書誌でみる北米移民研究
Imin Bibliography : A Guide to Japanese Immigrants
in Hawaii and North America, By Shigeji Jin


神 繁司(元国立国会図書館職員)著
B5判・上製 約400頁 本体:20,000円
ISBN978-4-905388-34-0 C3500
2011年6月30日発売
只今発売中!!
パンフレットをみるはこちら





好評既刊

近代日本語教科書選集 第3回配本
全4巻
・完結
李長波(同志社大学准教授)編集・解説

B5判・上製 総約2300頁 本体:120,000円
ISBN978-4-905388-35-7 C3381
只今発売中

                パンフレットを見るはこちら内容見本を見るはこちら


好評既刊

『明治大正期 商工資産信用録』に続く第2弾 ! !
明治・大正期 東日本を中心とした商工信用情報を網羅
【日本経済調査資料シリーズ 4 】
明治大正期 商工信用録

第Ⅰ期 第1回配本 全4巻

本体100,000円
ISBN978-4-905388-29-6 C333
限定80セット
新刊『明治大正期 商工信用録』の内容見本はこちらをクリック



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好評既刊

KUAIWA HEN Ⅰ Ⅱ Ⅲ
交易問答 和文漢讀法
など明治時代の初期・中期資料

本邦初公開の資料もライナップ入り
近代日本における日本語学の名著が蘇る !!! 



近代日本語教科書選集 第2回 全5巻
李長波(同志社大学准教授)編集・解説
(91ページ)
内容の一部を公開
 
●B5判・上製・箱入・総約2,400頁
●130,000円)

ISBN978-4-905388-06-7-C3381
近代日本語教科書選集 第1回 全5巻
在庫僅少です

 
   ●B5判・上製・箱入・総約2,000頁
●本体: 120,000円

ISBN978-4-905388-00-5 C3381
限定80セット 発行:クロスカルチャー出版
 
好評発売中
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好評既刊

【日本経済調査資料シリーズ 3】
明治大正期 商工資産信用録
第1期 第2回配本 全9巻



●B5判・上製・箱入・総約5,700頁
●本体: 195,000円

ISBN978-4-905388-19-7 C3333
限定80セット

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好評既刊

【日本経済調査資料シリーズ 3】
明治大正期 商工資産信用録
第1期 第1回配本 全6巻

●B5判・上製・箱入・総約3,600頁
●本体: 130,000円
ISBN978-4-905388-12-8 C3333

限定80セット


学術情報誌・・・フットワークで集めた学術先端情報
「CPC Journal」2011年春第4号(通巻17号) 2011年5月20日刊
好評発売中 !
 頒価50円

特集 : 移動・文化的接触

奥泉栄三郎(シカゴ大学図書館上席司書)
我が半生傳としての移動・文化接触雑考
坂口満宏(京都女子大学教授)
―幻の雑誌『平和』を探し求めて
粂井輝子(白百合女子大学教授)
「移民地文芸」を求めて
柳下宙子(外務省外交史料
館)
新渡戸稲造の外交旅券
滝田祥子(横浜市立大学准教授)他

災害時にマイノリティーであることの意味:
9.11以降のアメリカ、3.11以降の日本から見えて来るもの

矢嶋道文(関東学院大学教授)
近世日本の「鎖国」と「重商主義
―長崎貿易と国民生活との関係 2

「CPC Journal」2010年秋第3号(通巻16号) 
特集:地域研究の現在―中部圏を中心に―
■「愛知県庁文書」との関わり
 
駿河台大学教授 大森一宏
■研究テーマと「縁!
 
愛知学泉大学教授 藤田幸敏
■歴史学と地理学の融合
 
中部大学准教授 末田智樹
■石炭産業史研究―北海道と九州―
 
九州大学准教授 北澤満
■ものづくり愛知と地域研究 
名城大学准教授 岡部桂史
■『米国司法省戦時経済局対日調査資料集』刊行の意義
シカゴ大学図書館日本文庫長 奥泉榮三郎

「CPC Journal」2009年第2号(通巻15号) 
特集:挑発的日本語論
水村美苗著『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』
を読み解くを中心に

■バベル塔以前への復帰
韓国外大教授 徐載坤
■いくら亡ぼされても、針は。
詩人 和合亮一
■21世紀はクリアーな日本語教育へ
シートン・ホール大学准教授 大須賀茂
■寺山修司の言語性、もしくは方言性―序章としてのコラージュ
国立国会図書館・国会分館長 神繁司
■近世日本の「鎖国」と「重商主義」 
関東学院大学教授 矢嶋道文
■『近代日本語教科書選集』の編集を終えて
京都大学講師(2009年当時) 李長波

内容詳細はこちら


◆「PS Journal」創刊号~第13号(2003年~2008年)・「CPC Journal」第1号~第4号<通巻巻17号>
(2009年~2011年春)※「PS Journal」は「CPC Journal」の先行冊子。
目次一覧(小論タイトル名と執筆者名)はこちら
◆PSJ・CPCJ index
を読むはこちら


好評既刊

今歴史に新たなページが刻まれる
戦時中米国司法省戦時経済局が押収した在米日本商社資料を徹底的に調べ上げた調査資料。
軍事史、経済史、経営史、科学技術史研究に役立つ貴重な資料が満載 !
Economic Intelligence based on the Files of the Major .Japanese Trading Companies in the
United States: Selected Reports from the Japanese Files Research Project Prepared by
the War Division of the Department of Justice, Economic Warfare Section
between 1942 and 44

【日本経済調査資料シリーズ 2】
米国司法省戦時経済局
対日調査資料集 
全5巻

●編集・解説 三輪宗弘(九州大学教授)
●B5判・上製・箱入・総約2,500頁
●本体: 150,000円
ISBN978-4-9905091-4-9 C3333
限定80セット
残部1セット!


詳細内容見本はこちら
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Editor's eye 異文化交流イベント情報 What's new ?

異文化交流情報②ピックアップ 最新コラム「北欧スペシャル」●「北欧学」情報を再考中です。

●2011年ノーベル文学賞受賞者はスウェーデンの代表的な詩人トーマス・トランストロンメル氏(80)に。
1950年代~1960年代の作品、『17の詩』で注目された。凝縮と透明なイメージを通じて現実に新たな
道筋を示したというのが受賞の理由。日本では『悲しみのゴンドラ』が翻訳されている。
編j.


★ニューヨーク-タイムズスクエア-ライブ映像




ューヨーク市街。 St.Mark's Bookshop & MoMA ・
New Museum 。 2013年6月 初夏 。

ューヨーク市街。
Momofuku RamenNeedle Bar と
バッテリー公園内の移民の群像。 2013年6月 初夏 。


ニューヨーク市街


      
フィラデルフィア市街

    ↓ブルックリン美術館展示品

    
ニューヨーク&フィラデルフイア切抜き
 アラカルト
 

ソーホー地区、コロンビア大学近辺のレストランでの食事、有名な
ビザ屋
、フィラデルフィアのオールド・マーケットの店内他



↓この日は曇り空のブルックリン橋。端から端まで20分のウォーク。
橋上のドラマもまた楽しい。2009年9月17日撮影



↑セントラルパーク西側入口近くのコロンバス
サークル駅附近とタイムズ・スクウェア 
2009年9月15日撮影

↑コロンビア大学教育学部 ↑ドナルド・キーンセンター
2009年9月16日撮影

↑セントラルパーク↑ロックフェラーセンター












、世 クロスカルチャー出版 http://www.crosscul.com
e-mail : crocul99@sound.ocn.ne.jp


命以 このホームページの無断転載を禁じます
【日本経済調査資料シリーズ 1】
経済史・経営史必携の経済統計資料
全国工場鉱山名簿
↑内容詳細をみるはここをクリックして下さい

解説: 阿部武司(大阪大学教授)※所属は当時のまま。
在庫僅少


今後の大型企画

クロス文化学叢書 Cross-cultural Studies Series】
第1巻 矢嶋道文(関東学院大学教授)編集責任「互恵関係(レシプロシティ)と国際交流」好評発売中

定価 : 4,500円+税
第2巻 2015年刊行に向け奮闘中
※クロス文化学叢書は年1巻刊行、平均単価4,000円~5,000円。  

■出版支援事業概要と好評<文化講演会>


●専門書から自費出版まで幅広く出版に関する支援を致します。特にCross Culturalな分野は大歓迎です。今すぐメールにてお問い合わせ下さい。小社スタッフが丁寧にご相談に応じさせて頂きます。

「大学市場論」に続き「学術専門書販売の戦略」を掲載 !
「学術専門書販売の戦略」
「大学市場論」の後続小論です。
続けて読む
■こらむ・バックナンバー今月のコラム
■こらむ・バックナンバー2

■学術先端ミニ情報誌:これからも優れた研究者を紹介
研究者の現在からぴっくあっぷ

  大学で「文学」を読むことの質的転換の試み      

澤 正宏福島大学教授(※肩書きは当時のまま)
(日本近現代文学・詩歌)※※ 

 2004年早々、日本の軍事組織のイラク派遣が具体的になり、陸上自衛隊の先遣隊が現地に向けて出発した。日本のイラク支援の総額50億ドル(07年までに)や、陸海空の自衛隊約1050人の派遣の計画、防衛庁の現地取材を含めた情報管理強化の急速な動きなども報道されている。他方、国内は構造改革がもたらしている混乱の渦中にあり、90年代以降、慢性化した不況のなかで経済破綻を起こしている市町村、企業などが相次いでいるという日本社会の深刻な現状である。 こうした国内外の状況に加えて、私の勤務する大学では、独立法人化とともに、これまで教員採用率全国第3位前後(今年度は第5位)を維持してきたにも拘わらず、教育学部の廃部が既に決定している。どれひとつとってみても、私が予想していたより最悪の事態になったというだけのことであった。しかし、今このような現状があるからというわけではなく、これらに似た現状とリンクさせながらここ数年来、私が考えてきたこのは、世界や日本の動向、自分の足許などを見渡し、学生と私の専門性(日本近・現代文学)とを結ぶ授業をどう組み立てればよいのかということであった
 たしかに、功利的な学問観の加速、学校現場での受験のための文学の読み指導や、「話すこと」「聞くこと」の重視、漫画・映画・ビデオ(
DVD)などによる物語の氾濫と活字・文学離れなどは、事実としても傾向としても存在し続けている。かつては成長に合わせて読んでおいて当然だった基本的な書物(文学書を含む)が、ここ20年近くは、大学生においてですら全くといってよいほどその存在を無視されてきている。こうしたなかで、いかなる時代状況にあっても本物の書物、文学書であれば生き延びるものだという私の楽観主義にも大きな陰り、危機感が生じてきたわけである。  私は機会を窺っていた。新入生に人間の深さを教えてくれる書物・小説、女性とは何かを知るのに大切な書物・小説などを講義内容に交えて紹介すると、この2、3年、ことごとく読んだという学生たちが増えてきたのである。そこで、今年(2003年)度より思い切って演習で採り上げる小説を、これまでのオーソドックスな作家中心で選んできた小説群から、現代においてもなお解決しがたい大きな問題性を孕んでいる小説群に転換したのである。演習のタイトルは「小説で読む日本の問題」である。要するに、まず、自分たちが住み、暮らしている日本には歴史的、制度的にみて根の深い問題が存在し、それを知り、学ぶことをとおして、足許にある国である日本のことをよく学び、世界のことを考える基本にしようというのが、この小説演習のコンセプトである。  
 最初の時間に1年間演習していく小説を紹介した。それは、被差別部落問題、日本人とアイヌ民族との問題、沖縄が抱えている問題、死刑存廃止問題、ハンセン病問題、15年戦争下での植民地問題、広島・長崎の原爆被災問題(これは時間切れで割愛)などを直接・間接に扱っている小説である。それぞれの小説の担当者(5人程度のグループ)を決めてスタートした。それぞれが大変重い問題を含んでおり、2、3時間の学習では不充分であることを承知で始めたので、当初は、学生たちがこれらの問題に興味・関心を示さないのではなかろうかという不安もあった。しかし、蓋を開けてみると、学生たちはこれらの問題が、現実社会においてリアルタイムで深刻な問題で在り続けていることを、演習で扱う小説を通じて見つけ出し、知らされることになった。  
 そのひとつひとつの報告は出来ないが、ここでは二つのケースを紹介させていただくことにする。死刑存廃問題を採り上げたのは、周知のように日本が、国連総会で採択・発効した「死刑廃止条約」を受けての「反死刑制度世界会議」より、2003年1月までに死刑を廃止するようにとの要望を受けていたことを意識してのことである。演習では不十分ではあったが、重い罪を犯した犯罪者を死刑にすること、しないことのそれぞれがもっていることの意味を文学の立場から考えることの必要性が、多少は認識されていたように感じられた。また次元は異なるが、この演習をとおして学生たちには、昨年同時期的に報道された、アメリカの大学生が法学のゼミで学んだことを切っ掛けに、自分たちの州で刑が決定している死刑囚を冤罪として救出したニュースは新鮮な話題になった。
 ハンセン病問題も、演習で採り上げている期間中に、熊本県小国町のホテルで同病元患者の宿泊拒否問題が発覚し、学生たちには身近な問題として捉えられた。演習では冬敏之の「長靴の泥」を読んだのだが、私も教えられたのは、この小説の殆どの部分が、作者自身によって東京地裁での第五回口頭弁論の意見陳述の内容にされていたということであった。冬敏之のこの陳述は、政府が既に違憲として判決されている「らい予防法」への国家賠償請求訴訟に対する、国としての控訴を断念した1年4か月前のことであった。また、「長靴の泥」が、よく知られている北条民雄の小説「いのちの初夜」(昭11)に比べると、自分のおかれた状況を客観的に描いているという意見も出された。
以上は、いま現在において学生たちと文学を読むことの、拙い質的転換の試みの報告である。学生たちがこの演習の休校を嘆いたくらいだから、多少は、日本に残存しているこれらの解決困難な問題へ関心をもったのではと感じている。来年度も試みてみたい。

大阪大学の阿部武司先生(註。所属は当時のまま)と龍谷大学の佐々木淳先生の好評小論

 英国の産業革命以来、世界各国における工業化の始動時のエンジンとなってきた綿業については、長年、世界各国の経済史あるいは経営史 の分野で詳細な実証研究が積み重ねられてきた。日本一国に関しても紡績業や織物業を中心に多様な視角から毎年多数の研究が外国人研究者のそれも含めて蓄積されてきたが、欧米や中国などの諸外国でも事情はまったく同じである。綿業に関心を持っ筆者はそれらにできるだけついていくように努めてはいるものの、世界的な研究動向を把握することは至難の業である。
 その中で先日
D.A.Farnie & D.J.Jeremy(eds.), The Fibre that Changed the World: The Cotton Industry in International Perspective. 1600-1990s’Oxford University Pressから出版されたことの意義は大きいと思われる。綿業史研究の権威である2人の英国の編者により取りまとめられた約600ページに及ぶ本書は、15名の寄稿者による418章から成り、過去4世紀間における綿業の世界史的展開が市場、経営、技術などを焦点としつつ詳細に考察され、スペイン、オランダ領東インド(現インドネシア共和国)、西ドイツ、ロシア、米国ニューイングランド地方、インド、中国、日本に関する各論も収録されている。全章ともたんなる概説の域にはとどまらず、最先端の研究成果が盛り込まれている。日本に関わる3つの章の内容を簡単に紹介すれば、まず阿部が戦間期における紡績を中心とする綿業界の組織力を論じ、桑原哲也神戸大学教授が工業化初期の鐘紡における武藤山治の労務管理政策について考察する。さらに杉原薫大阪大学教授が世界市場との関連で戦後の日本綿業の展開を論じている。同署の巻末には主要国の綿業史に関する重要な著作のリストが掲載されている。
 20-30年ほど前までは日本の経済史・経営史研究者は外国における綿業史研究の動向に敏感であった。角山栄、吉岡昭彦、毛利健三、中川敬一郎、米川伸一などの先学は主に英語文献を精力的に渉猟して当時の最先端の研究成果を消化し、それらを日本の学界に積極的に紹介していた。故米川氏などはさらに、イギリス、アメリカ、インド、日本の近代綿業の展開を経営史的に比較するという欧米の研究者もなしえなかった前人未踏の試みに挑戦し、Business History Reviewなど欧米の一流ジャーナルにすぐれた英文論文を発表して、国際的にも高い評価を受けた。
 しかし、それ以後、日本の研究者による外国における綿業研究の紹介は率直に言って途絶えてしまったように思われる。近年国際化が進んだ、とよくいわれるものの、英語をはじめとする外国語の文献を大量に読みこなせる日本人はそう増えていない。また、繊維産業史を研究していると、しばしば「そんな衰退産業を調べていて何の意味があるのか?」という質問を受けて閉口することがあるが、近年の「大学改革」で、教育や行政に力を入れすぎて、本来研究に向かうべきエネルギーを消耗させてしまった人が多いのかもしれない。いろいろな理由はあろうが、外国において活発に進められている研究に日本人研究者が無関心になってしまったのには憂慮すべきであろう。W.Lazonick、M.Rose、J.Singleton、N.Harley、G.Saxonhouse、G.Clark、T.Leuningといった綿業研究者が過去20-30年間に営々と積み上げてきた輝かしい業績が日本においてどの程度正しく把握されているのか甚だ疑問である。
 別の角度からもう1つ
重要と思われる問題点をあげたい。それは外国人による日本研究の受容である。昨年J.Hunter, Women and the Labour Market in Japan’s Industrialising Economy: The textile industry before the Pacific Warという書物がRoutledge Curzonから出版された。戦前期日本における綿紡績、製糸、織物という繊維産業を構成する3大部門全てを取り上げ、それらを支えた女性労働の実態につき、日本語文献も駆使して詳細に解明した大変な力作である。製糸業の労働事情に関しては最近でも東條由紀彦、中林真幸、神林龍、榎一江等の諸氏によってすぐれた研究がなされつつはあるものの、残る2部門に関する考察は不十分であり、さらに3部門全体を通観した業績は皆無に近いと言っても過言ではない。刊行後日が浅いという事情は考慮しなければなるまいが、同書に対する日本人研究者の反応は筆者のみるところでは、どうもよろしくない。そもそも同書の刊行自体があまり知られていないのである。こうしたすぐれた研究は、おそらく翻訳が出れば、日本人に広く知られることになるのだろうが、研究者が英語文献すら読もうとせず、翻訳がなければ名著も知られることなく埋もれてしまうのが現実だとすれば、世にいう「国際化」は本当に進んでいるのだろうかと疑いたくなる。 (『PS JOURNAL第6号より) 
佐々木 淳龍谷大学教授の小論「イギリスでの出来事」
続けて読む

ジンとなってきた綿業については、長年、世界各国の経済史あるいは経営史の分野で詳細な実証研究てきた。日本一国に関しても紡績業や織物業を中心に多様な視角から毎年多数の研究が外国人研究者のそれも含めて蓄積されてきたが、欧米や中国などの諸外国でも事情はまったく同じである。綿業に関心を持つ筆者はそれらにできるだけついていくように努めてはいるものの、世界的な研究動向を把握することは至難の業である。

その中で先日、がD.A.Farnie & D.J.Jeremy(eds.), The Fibre that Changed the World: The Cotton Industry in International Perspective. 1600-1990sOxford University Pressから出版されたことの意義は大きいと思われる。綿業史研究の権威である2人の英国の編者により取りまとめられた約600ページに及ぶ本書は、15名の寄稿者による418章から成り、過去4世紀間における綿業の世界史的展開が市場、経営、技術などを焦点としつつ詳細に考察され、スペイン、オランダ領東インド(現インドネシア共和国)、西ドイツ、ロシア、米国ニューイングランド地方、インド、中国、日本に関する各論も収録されている。全章ともたんなる概説の域にはとどまらず、最先端の研究成果が盛り込まれている。日本に関わる3つの章の内容を簡単に紹介すれば、まず阿部が戦間期における紡績を中心とする綿業界の組織力を論じ、桑原哲也神戸大学教授が工業化初期の鐘紡における武藤山治の労務管理政策について考察する。さらに杉原薫大阪大学教授が世界市場との関連で戦後の日本綿業の展開を論じている。同書の巻末には主要国の綿業史に関わる重要な著作のリストが掲載されている。20-30年ほど前までは日本の経済史・経営史研究者は外国における綿業史研究の動向に敏感であった。角山栄、吉岡昭彦、毛利健三、中川敬一郎、米川伸一などの先学は主に英語文献を精力的に渉猟して当時の最先端の研究成果を消化し、それらを日本の学界に積極的に紹介していた。故米川氏などはさらに、イギリス、アメリカ、インド、日本の近代綿業の展開を経営史的に比較するという欧米の研究者もなしえなかった前人未踏の試みに挑戦し、Business History Reviewなど欧米の一流ジャーナルにすぐれた英文論文を発表して、国際的にも高い評価を受けた

しかし、それ以後、日本の研究者による外国における綿業研究の紹介は率直に言って途絶えてしまったように思われる。近年国際化が進んだ、とよくいわれるものの、英語をはじめとする外国語の文献を大量に読みこなせる日本人はそう増えていない。また、繊維産業史を研究していると、しばしば「そんな衰退産業を調べていて何の意味があるのか?」という質問を受けて閉口することがあるが、最近の日本では歴史研究者にすらそうした認識が蔓延しているのかもしれない。あるいは、近年の「大学改革」で、教育や行政に力を入れすぎて、本来研究に向かうべきエネルギーを消耗させてしまった人が多いのかもしれない。色々な理由はあろうが、外国において活発に進められている研究に日本人研究者が無関心になってしまったのには憂慮すべきであろう。W.LazonickM.RoseJ.SingletonN.HarleyG.SaxonhouseG.ClarkT.Leuningといった綿業研究者が過去20-30年間に営々と積み上げてきた輝かしい業績が日本においてどの程度正しく把握されているのか甚だ疑問である。の角度からもう1つ重要と思われる問題点をあげたい。それは外国人による日本研究の受容である。昨年J.Hunter, Women and the Labour Market in Japan’s Industrialising Economy: The textile industry before the Pacific Warという書物がRoutledge Curzonから出版された。戦前期日本における綿紡績、製糸、織物という繊維産業を構成する3大部門全てを取り上げ、それらを支えた女性労働の実態につき、日本語文献も駆使して詳細に解明した大変な力作である。製糸業の労働事情に関しては最近でも東條由紀彦、中林真幸、神林龍、榎一江等の諸氏によってすぐれた研究がなされつつはあるものの、残る2部門に関する考察は不十分であり、さらに3部門全体を通観した業績は皆無に近いと言っても過言ではない。刊行後日が浅いという事情は考慮しなければなるまいが、同書に対する日本人研究者の反応は筆者のみるところでは、どうもよろしくない。そもそも同書の刊行自体があまり知られていないのである。こうしたすぐれた研究は、おそらく翻訳が出れば、日本人に広く知られることになるのだろうが、研究者が英語文献すら読もうとせず、翻訳がなければ名著も知られることなく埋もれてしまうのが現実だとすれば、世にいう「国際化」は本当に進んでいるのだろうかと疑いたくなる。 (PS JOURNAL第6号  2005年刊より)

国の産業革命以 来、世界各国における工業化の始動時のエンジンとなってきた綿業については、長年、世界各国の経済史あるいは経営史の分野で詳細な実証研究が積み重ねられてきた。日本一国に関しても紡績業や織物業を中心に多様な視角から毎年多数の研究が外国人研究者のそれも含めて蓄積されてきたが、欧米や中国などの諸外国でも事情はまったく同じである。綿業に関心を持つ筆者はそれらにできるだけついていくように努めてはいるものの、世界的な研究動向を把握することは至難の業である。

その中で先日、がD.A.Farnie & D.J.Jeremy(eds.), The Fibre that Changed the World: The Cotton Industry in International Perspective. 1600-1990sOxford University Pressから出版されたことの意義は大きいと思われる。綿業史研究の権威である2人の英国の編者により取りまとめられた約600ページに及ぶ本書は、15名の寄稿者による418章から成り、過去4世紀間における綿業の世界史的展開が市場、を焦点としつつ詳細に考察され、スペイン、オランダ領東インド(現インドネシア共和国)、西ドイツ、ロシア、米国ニューイングランド地方、インド、中国、日本に関する各論も収録されている。全章ともたんなる概説の域にはとどまらず、最先端の研究成果が盛り込まれている。日本に関わる3つの章の内容を簡単に紹介すれば、まず阿部が戦間期における紡績を中心とする綿業界の組織力を論じ、桑原哲也神戸大学教授が工業化初期の鐘紡における武藤山治の労務管理政策について考察する。さらに杉原薫大阪大学教授が世界市場との関連で戦後の日本綿業の展開を論じている。同書の巻末には主要国の綿業史に関わる重要な著作のリストが掲載されている。20-30年ほど前までは日本の経済史・経営史研究者は外国における綿業史研究の動向に敏感であった。角山栄、吉岡昭彦、毛利健三、中川敬一郎、米川伸一などの先学は主に英語文献を精力的に渉猟して当時の最先端の研究成果を消化し、それらを日本の学界に積極的に紹介していた。故米川氏などはさらに、イギリス、アメリカ、インド、日本の近代綿業の展開を経営史的に比較するという欧米の研究者もなしえなかった前人未踏の試みに挑戦し、Business History Reviewなど欧米の一流ジャーナルにすぐれた英文論文を発表して、国際的にも高い評価を受けた。

しかし、それ以後、日本の研究者による外国における綿業研究の紹介は率直に言って途絶えてしまったように思われる。近年国際化が進んだ、とよくいわれるものの、英語をはじめとする外国語の文献を大量に読みこなせる日本人はそう増えていない。また、繊維産業史を研究していると、しばしば「そんな衰退産業を調べていて何の意味があるのか?」という質問を受けて閉口することがあるが、最近の日本では者にすらそうした認識が蔓延しているのかもしれない。あるいは、近年の「大学改革」で、教育や行政に力を入れすぎて、本来研究に向かうべきエネルギーを消耗させてしまった人が多いのかもない。色々な理由はあろうが、外国において活発に進められている研究に日本人研究者が無関心になってしまったのには憂慮すべきであろう。W.LazonickM.RoseJ.SingletonN.HarleyG.SaxonhouseG.ClarkT.Leuningといった綿業研究者が過去20-30年間に営々と積み上げてきた輝かしい業績が日本においてどの程度正しく把握されているのか甚だ疑問である。

別の角度からもう1つ重要と思われる問題点をあげたい。それは外国人による日本研究の受容である。昨年J.Hunter, Women and the Labour Market in Japan’s Industrialising Economy: The textile industry before the Pacific Warという書物がRoutledge Curzonから出版された。戦前期日本における綿紡績、製糸、織物という繊維産業を構成する3大部門全てを取り上げ、それらを支えた女性労働の実態につき、日本語文献も駆使して詳細に解明した大変な力作である。製糸業の労働事情に関しては最近でも東條由紀彦、中林真幸、神林龍、榎一江等の諸氏によってすぐれた研究がなされつつはあるものの、残る2部門に関する考察は不十分であり、さらに3部門全体を通観した業績は皆無に近いと言っても過言ではない。刊行後日が浅いという事情は考慮しなければなるまいが、同書に対する日本人研究者の反応は筆者のみるところでは、どうもよろしくない。そもそも同書の刊行自体があまり知られていないのである。こうしたすぐれた研究は、おそらく翻訳が出れば、日本人に広く知られることになるのだろうが、研究者が英語文献すら読もうとせず、翻訳がなければ名著も知られることなく埋もれてしまうのが現実だとすれば、世にいう「国際化」は本当に進んでいるのだろうかと疑いたくなる。 (PS JOURNAL第6号  2005年刊より察する経済史・経営史研究者は外国における綿業史研究の動向に敏感であった。角山栄、吉岡昭彦、毛利健三、中川敬一郎、米川伸一などの先学は主に英語文献を精力的に渉猟して当時の最先端の研究成果を消化し、それらを日本の学界に積極的に紹介していた。故米川氏などはさらに、イギリス、アメリカ、インド、日本の近代綿業の展開を経営史的に比較するという欧米の研究者もなしえなかった前人未踏の試みに挑戦し、Business History Reviewなど欧米の一流ジャーナルにすぐれた英文論文を発表して、国際的にも高い評価を受けた。

也神戸大学教授が工業化初期の鐘紡における武藤山治の労務。さらに杉原薫大阪大学教授が世界市場との関連で戦後の日本綿業の展開を論じている。同書の巻末には主要国の綿業史に関わる重要な著作のリストが掲載されている。

20-30年ほど前までは日本の経済史・経営史研究者は外国における綿業史研究の動向に敏感であった。角山栄、吉岡昭彦、毛利健三、中川敬一郎、米川伸一などの先学は主に英語文献を精力的に渉猟して当時の最先端の研究成果を消化し、それらを日本の学界に積極的に紹介していた。故米川氏などはさらに、イギリス、アメリカ、インド、日本の近代綿業の展開を経営史的に比較するという欧米の研究者もなしえなかった前人未踏の試みに挑戦し、Business History Reviewなど欧米の一流ジャーナルにすぐれた英文論文を発表して、国際的にも高い評価を受けた。

しかし、それ以後、日本の研究者による外国における綿業研究の紹介は率直に言って途絶えてしまったように思われる。近年国際化が進んだ、とよくいわれるものの、英語をはじめとする外国語の文献を大量に読みこなせる日本人はそう増えていない。また、繊維産業史を研究していると、しばしば「そんな衰退産業を調べていて何の意味があるのか?」という質問を受けて閉口することがあるが、最近の日本では歴史研究者にすらそうした認識が蔓延しているのかもしれない。あるいは、近年の「大学改革」で、教育や行政に力を入れすぎて、本来研究に向かうべきエネルギーを消耗させてしまった人が多いのかもしれない。色々な理由はあろうが、外国において活発に進められている研究に日本人研究者が無関心になってしまったのには憂慮すべきであろう。WeJ.SingletonN.HarleyG.SaxonhouseG.ClarkT.Leuningといった綿業研究者が過去20-30年間に営々と積み上げてきた輝かしい業績が日本においてどの程度正しく把握されているのか甚だ疑問であ に杉原薫大阪大学教授が世界市場との関連で戦後の日本

0年ほど前までは日本の経済史・経営史研究者は外国における綿業角山栄、吉岡昭彦、毛利健三、中川敬一郎、米川伸一などの先学は主に英語文献を精力的に渉猟して当時の最先端の研究成果を消化し、それらを日本の学界に積極的に紹介していた。故米川氏などはさらに、イギリス、アメリカ、インド、日本の近代綿業の展開を経営史的に比較するという欧米の研究者もなしえなかった前人未踏の試みに挑戦し、Business History Reviewなど欧米の一流ジャーナルにすぐれた英文論文を発表して、国際的にも高い評価を受けた。

しかし、それ以後、日本の研究者による外国における綿業研究の紹介は率直に言って途絶えてしまったように思われる。近年国際化が進んだ、とよくいわれるものの、英語をはじめとする外国語の文献を大量に読みこなせる日本人はそう増えていない。また、繊維産業史を研究していると、しばしば「そんな衰退産業を調べていて何の意味があるのか?」という質問を受けて閉口することがあるが、最近の日本では歴史研究者にすらそうした認識が蔓延しているのかもしれない。あるいは、近年の「大学改革」で、教育や行政に力を入れすぎて、本来研究に向かうべきエネルギーを消耗させてしまった人が多いのかもしれない。色々な理由はあろうが、外国において活発に進められている研究に日本人研究者が無関心になってしまったのには憂慮すべきであろう。W.LazonickM.RoseJ.SingletonN.HarleyG.SaxonhouseG.ClarkT.Leuningといった綿業研究者が過去20-30年間に営々と積み上た輝かしい業績が日本においてどの程度正しく把握されているのか甚だ疑問である。

綿業の展開を論じている。同書の巻末には主要国の綿業史に関わる重要な著作のリストが掲載されている。

20-30年ほど前までは日本の経済史・経営史研究者は外国における綿業史研究の動向に敏感であった。角山栄、吉岡昭彦、毛利健三、中川敬一郎、米川伸一などの先学は主に英語文献を精力的に渉猟して当時の最先端の研究成果を消化し、それらを日本の学界に積極的に紹介していた。故米川氏などはさらに、イギリス、アメリカ、インド、日本の近代綿業の展開を経営史的に比較するという欧米の研究者もなしえなかった前人未踏の試みに挑戦し、Business History Reviewなど欧米の一流ジャーナルにすぐれた英文論文を発表して、国際的にも高い評価を受けた。

しかし、それ以後、日本の研究者による外国における綿業研究の紹介は率直に言って途絶えてしまったように思われる。近年国際化が進んだ、とよくいわれるものの、英語をはじめとする外国語の文献を大量に読みこなせる日本人はそう増えていない。また、繊維産業史を研究していると、しばしば「そんな衰退産業を調べていて何の意味があるのか?」という質問を受けて閉口することがあるが、最近の日本では歴史研究者にすらそうした認識が蔓延しているのかもしれない。あるいは、近年の「大学改革」で、教育や行政に力を入れすぎて、本来研究に向かうべきエネルギーを消耗させてしまった人が多いのかもしれない。色々な理由はあろうが、外国において活発に進められている研究に日本人研究者が無関心になってしまったのには憂慮すべきであろう。W.LazonickM.RoseJ.SingletonN.HarleyG.SaxonhouseG.ClarkT.Leuningといった綿業研究者が過去20-30年間に営々と積み上げてきた輝かしい業績が日本においてどの程度正しく把握されているのか甚だ疑問である。

別の角度からもう1つ重要と思われる問題点をあげたい。それは外国人による日本研究の受容である。昨年J.Hunter, Women and the Labour Market in Japan’s Industrialising Economy: The textile industry before the Pacific Warという書物がRoutledge Curzonから出版された。戦前期日本における綿紡績、製糸、織物という繊維産業を構成する3大部門全てを取り上げ、それらを支えた女性労働の実態につき、日本語文献も駆使して詳細に解明した大変な力作である。製糸業の労働事情に関しては最近でも東條由紀彦、中林真幸、神林龍、榎一江等の諸氏によってすぐれた研究がなされつつはあるものの、残る2部門に関する考察は不十分であり、さらに3部門全体を通観した業績は皆無に近いと言っても過言ではない。刊行後日が浅いという事情は考慮しなければなるまいが、同書に対する日本人研究者の反応は筆者のみるところでは、どうもよろしくない。そもそも同書の刊行自体があまり知られていないのである。こうしたすぐれた研究は、おそらく翻訳が出れば、日本人に広く知られることになるのだろうが、研究者が英語文献すら読もうとせず、翻訳がなければ名著も知られることなく埋もれてしまうのが現実だとすれば、世にいう「国際化」は本当に進んでいるのだろうかと疑いたくなる。 (PS JOURNAL第6号  2005年刊より)原薫大阪大学教授が世界市場との関連で戦後の日本綿業の展開を論じている。同書の巻末には主要国の綿業史に関わる重要な著作のリストが掲載されている。

20-30年ほど前までは日本の経済史・経営史研究者は外国における綿業史研究の動向に敏感であった。角山栄、吉岡昭彦、毛利健三、中川敬一郎、米川伸一などの先学は主に英語文献を精力的に渉猟して当時の最先端の研究成果を消化し、それらを日本の学界に積極的に紹介していた。故米川氏などはさらに、イギリス、アメリカ、インド、日本の近代綿業の展開を経営史的に比較するという欧米の研究者もなしえなかった前人未踏の試みに挑戦し、Business History Reviewなど欧米の一流ジャーナルにすぐれた英文論文を発表して、国際的にも高い評価を受けた。

しかし、それ以後、日本の研究者による外国における綿業研究の紹介は率直に言って途絶えてしまったように思われる。近年国際化が進んだ、とよくいわれるものの、英語をはじめとする外国語の文献を大量に読みこなせる日本人はそう増えていない。また、繊維産業史を研究していると、しばしば「そんな衰退産業を調べていて何の意味があるのか?」という質問を受けて閉口することがあるが、最近の日本では歴史研究者にすらそうした認識が蔓延しているのかもしれない。あるいは、近年の「大学改革」で、教育や行政に力を入れすぎて、本来研究に向かうべきエネルギーを消耗させてしまった人が多いのかもしれない。色々な理由はあろうが、外国において活発に進められている研究に日本人研究者が無関心になってしまったのには憂慮すべきであろう。W.LazonickM.RoseJ.SingletonN.HarleyG.SaxonhouseG.ClarkT.Leuningといった綿業研究者が過去20-30年間に営々と積み上げてきた輝かしい業績が日本においてどの程度正しく把握されているのか甚だ疑問である。

別の角度からもう1つ重要と思われる問題点をあげたい。それは外国人による日本研究の受容である。昨年J.Hunter, Women and the Labour Market in Japan’s Industrialising Economy: The textile industry before the Pacific Warという書物がRoutledge Curzonから出版された。戦前期日本における綿紡績、製糸、織物という繊維産業を構成する3大部門全てを取り上げ、それらを支えた女性労働の実態につき、日本語文献も駆使して詳細に解明した大変な力作である。製糸業の労働事情に関しては最近でも東條由紀彦、中林真幸、神林龍、榎一江等の諸氏によってすぐれた研究がなされつつはあるものの、残る2部門に関する考察は不十分であり、さらに3部門全体を通観した業績は皆無に近いと言っても過言ではない。刊行後日が浅いという事情は考慮しなければなるまいが、同書に対する日本人研究者の反応は筆者のみるところでは、どうもよろしくない。そもそも同書の刊行自体があまり知られていないのである。こうしたすぐれた研究は、おそらく翻訳が出れば、日本人に広く知られることになるのだろうが、研究者が英語文献すら読もうとせず、翻訳がなければ名著も知られることなく埋もれてしまうのが現実だとすれば、世にいう「国際化」は本当に進んでいるのだろうかと疑いたくなる。 (PS JOURNAL第6号  2005年刊より)-30年ほど前までは日本の経済史・経営史研究者は外国における綿業史研究の動向に敏感であった。角山栄、吉岡昭彦、毛利健三、中川敬一郎、米川伸一などの先学は主に英語文献を精力的に渉猟して当時の最先端の研究成果を消化し、それらを日本の学界に積極的に紹介していた。故米川氏などはさらに、イギリス、アメリカ、インド、日本の近代綿業の展開を経営史的に比較するという欧米の研究者もなしえなかった前人未踏の試みに挑戦し、Business History Reviewなど欧米の一流ジャーナルにすぐれた英文論文を発表して、国際的にも高い評価を受けた。

しかし、それ以後、日本の研究者による外国における綿業研究の紹介は率直に言って途絶えてしまったように思われる。近年国際化が進んだ、とよくいわれるものの、英語をはじめとする外国語の文献を大量に読みこなせる日本人はそう増えていない。また、繊維産業史を研究していると、しばしば「そんな衰退産業を調べていて何の意味があるのか?」という質問を受けて閉口することがあるが、最近の日本では歴史研究者にすらそうした認識が蔓延しているのかもしれない。あるいは、近年の「大学改革」で、教育や行政に力を入れすぎて、本来研究に向かうべきエネルギーを消耗させてしまった人が多いのかもしれない。色々な理由はあろうが、外国において活発に進められている研究に日本人研究者が無関心になってしまったのには憂慮すべきであろう。W.LazonickM.RoseJ.SingletonN.HarleyG.SaxonhouseG.ClarkT.Leuningといった綿業研究者が過去20-30年間に営々と積み上げてきた輝かしい業績が日本においてどの程度正しく把握されているのか甚だ疑問である。

別の角度からもう1つ重要と思われる問題点をあげたい。それは外国人による日本研究の受容である。昨年J.Hunter, Women and the Labour Market in Japan’s Industrialising Economy: The textile industry before the Pacific Warという書物がRoutledge Curzonから出版された。戦前期日本における綿紡績、製糸、織物という繊維産業を構成する3大部門全てを取り上げ、それらを支えた女性労働の実態につき、日本語文献も駆使して詳細に解明した大変な力作である。製糸業の労働事情に関しては最近でも東條由紀彦、中林真幸、神林龍、榎一江等の諸氏によってすぐれた研究がなされつつはあるものの、残る2部門に関する考察は不十分であり、さらに3部門全体を通観した業績は皆無に近いと言っても過言ではない。刊行後日が浅いという事情は考慮しなければなるまいが、同書に対する日本人研究者の反応は筆者のみるところでは、どうもよろしくない。そもそも同書の刊行自体があまり知られていないのである。こうしたすぐれた研究は、おそらく翻訳が出れば、日本人に広く知られることになるのだろうが、研究者が英語文献すら読もうとせず、翻訳がなければ名著も知られることなく埋もれてしまうのが現実だとすれば、世にいう「国際化」は本当に進んでいるのだろうかと疑いたくなる。 (PS JOURNAL第6号  2005年刊より)

20-30年ほど前までは日本の経済史・経営史研究者は外国における綿業史研究の動向に敏感であった。角山栄、吉岡昭彦、毛利健三、中川敬一郎、米川伸一などの先学は主に英語文献を精力的に渉猟して当時の最先端の研究成果を消化し、それらを日本の学界に積極的に紹介していた。故米川氏などはさらに、イギリス、アメリカ、インド、日本の近代綿業の展開を経営史的に比較するという欧米の研究者もなしえなかった前人未踏の試みに挑戦し、Business History Reviewなど欧米の一流ジャーナルにすぐれた英文論文を発表して、国際的にも高い評価を受けた。

しかし、それ以後、日本の研究者による外国における綿業研究の紹介は率直に言って途絶えてしまったように思われる。近年国際化が進んだ、とよくいわれるものの、英語をはじめとする外国語の文献を大量に読みこなせる日本人はそう増えていない。また、繊維産業史を研究していると、しばしば「そんな衰退産業を調べていて何の意味があるのか?」という質問を受けて閉口することがあるが、最近の日本では歴史研究者にすらそうした認識が蔓延しているのかもしれない。あるいは、近年の「大学改革」で、教育や行政に力を入れすぎて、本来研究に向かうべきエネルギーを消耗させてしまった人が多いのかもしれない。色々な理由はあろうが、外国において活発に進められている研究に日本人研究者が無関心になってしまったのには憂慮すべきであろう。W.LazonickM.RoseJ.SingletonN.HarleyG.SaxonhouseG.ClarkT.Leuningといった綿業研究者が過去20-30年間に営々と積み上げてきた輝かしい業績が日本においてどの程度正しく把握されているのか甚だ疑問である。

別の角度からもう1つ重要と思われる問題点をあげたい。それは外国人による日本研究の受容である。昨年J.Hunter, Women and the Labour Market in Japan’s Industrialising Economy: The textile industry before the Pacific Warという書物がRoutledge Curzonから出版された。戦前期日本における綿紡績、製糸、織物という繊維産業を構成する3大部門全てを取り上げ、それらを支えた女性労働の実態につき、日本語文献も駆使して詳細に解明した大変な力作である。製糸業の労働事情に関しては最近でも東條由紀彦、中林真幸、神林龍、榎一江等の諸氏によってすぐれた研究がなされつつはあるものの、残る2部門に関する考察は不十分であり、さらに3部門全体を通観した業績は皆無に近いと言っても過言ではない。刊行後日が浅いという事情は考慮しなければなるまいが、同書に対する日本人研究者の反応は筆者のみるところでは、どうもよろしくない。そもそも同書の刊行自体があまり知られていないのである。こうしたすぐれた研究は、おそらく翻訳が出れば、日本人に広く知られることになるのだろうが、研究者が英語文献すら読もうとせず、翻訳がなければ名著も知られることなく埋もれてしまうのが現実だとすれば、世にいう「国際化」は本当に進んでいるのだろうかと疑いたくなる。 (PS JOURNAL第6号  2005年刊より)

20-30年ほど前までは日本の経済史・経営史研究者は外国における綿業史研究の動向に敏感であった。角山栄、吉岡昭彦、毛利健三、中川敬一郎、米川伸一などの先学は主に英語文献を精力的に渉猟して当時の最先端の研究成果を消化し、それらを日本の学界に積極的に紹介していた。故米川氏などはさらに、イギリス、アメリカ、インド、日本の近代綿業の展開を経営史的に比較するという欧米の研究者もなしえなかった前人未踏の試みに挑戦し、Business History Reviewなど欧米の一流ジャーナルにすぐれた英文論文を発表して、国際的にも高い評価を受けた。

しかし、それ以後、日本の研究者による外国における綿業研究の紹介は率直に言って途絶えてしまったように思われる。近年国際化が進んだ、とよくいわれるものの、英語をはじめとする外国語の文献を大量に読みこなせる日本人はそう増えていない。また、繊維産業史を研究していると、しばしば「そんな衰退産業を調べていて何の意味があるのか?」という質問を受けて閉口することがあるが、最近の日本では歴史研究者にすらそうした認識が蔓延しているのかもしれない。あるいは、近年の「大学改革」で、教育や行政に力を入れすぎて、本来研究に向かうべきエネルギーを消耗させてしまった人が多いのかもしれない。色々な理由はあろうが、外国において活発に進められている研究に日本人研究者が無関心になってしまったのには憂慮すべきであろう。W.LazonickM.RoseJ.SingletonN.HarleyG.SaxonhouseG.ClarkT.Leunigといった綿業研究者が過去20-30年間に営々と積み上げてきた輝かしい業績が日本においてどの程度正しく把握されているのか甚だ疑問である。

別の角度からもう1つ重要と思われる問題点をあげたい。それは外国人による日本研究の受容である。昨年J.Hunter, Women and the Labour Market in Japan’s Industrialising Economy: The textile industry before the Pacific Warという書物がRoutledge Curzonから出版された。戦前期日本における綿紡績、製糸、織物という繊維産業を構成する3大部門全てを取り上げ、それらを支えた女性労働の実態につき、日本語文献も駆使して詳細に解明した大変な力作である。製糸業の労働事情に関しては最近でも東條由紀彦、中林真幸、神林龍、榎一江等の諸氏によってすぐれた研究がなされつつはあるものの、残る2部門に関する考察は不十分であり、さらに3部門全体を通観した業績は皆無に近いと言っても過言ではない。刊行後日が浅いという事情は考慮しなければなるまいが、同書に対する日本人研究者の反応は筆者のみるところでは、どうもよろしくない。そもそも同書の刊行自体があまり知られていないのである。こうしたすぐれた研究は、おそらく翻訳が出れば、日本人に広く知られることになるのだろうが、研究者が英語文献すら読もうとせず、翻訳がなければ名著も知られることなく埋もれてしまうのが現実だとすれば、世にいう「国際化」は本当に進んでいるのだろうかと疑いたくなる。(『PS JOURNAL第6号 2005年刊より)